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代打・矢野 渡辺会長も喜ぶ?今季G第1号満塁弾

セ・リーグ  巨人9−3広島 (9月30日  東京D)

巨人
<巨・広>8回無死満塁、左越えに満塁弾を放ち、阿部(左)とタッチを交わす矢野
Photo By スポニチ

 ファンが、そして何より「あの人」が大喜びしたに違いない。この豪快な一発こそが、巨人打線の本来の姿だ。8回無死満塁。代打・矢野の今季1号は、シーズン129試合目にしてチーム初のグランドスラムとなって左翼席へ飛び込んだ。

 「いい緊張感で打席に入れた。思い切りいった。本当にうれしい」。同点の8回無死一、二塁で、まずは阿部が勝ち越しの右中間2点二塁打を放った。そして無死満塁から飛び出した矢野の一発。前打者の高橋由が四球を選んだ直後の1球をブッ叩き「(相手は)ストライクが入っていなかった。ここは(ストライクが)欲しいところだと思って、初球からいきました」。07年5月31日のソフトバンク戦(東京ドーム)以来、自身2本目の代打満塁弾。加えてこの回は今季初の11人攻撃で7者連続得点をマークした。昨年4度あった1イニング7得点も今季初めてだ。

 これぞ一発の華。渡辺恒雄球団会長もホクホクだろう。先月26日には「統一球ってのはどうだ?ファンから見れば野球見物だからこれは商業。空中戦の方が面白い。これで観客が減っているんだよ」と話していた。昨季の226本塁打から、今季は矢野の一発で94本目と激減。この日の観客数3万4571人は今季の東京ドームでの主催試合でワーストだった。今季初の満塁弾&空中戦でファンを存分に酔わせた。

 「本来なら(代打を送られた)亀井がやらないといけないところ。そういう意味では(矢野)謙次の力を借りたということ。悪い試合じゃないし勢いをつけたいところだけど引き締めて、あす戦いたい」と原監督。首位ヤクルトに6ゲーム差、2位中日に3ゲーム差。厳しい状況は変わらないが諦めずに上だけを目指す。その姿勢をファンは待ち望んでいる。

≪満塁弾は昨年のエドガー以来≫矢野(巨)が代打満塁アーチ。巨人の代打満塁本塁打は昨年7月30日広島戦のエドガー以来通算21本目で、矢野は07年以来自身2本目。代打満塁本塁打の最多記録は藤井康雄(オ)、町田康嗣郎(広)の各4本だが、巨人では90、95年の吉村以来4人目の最多タイ記録だ。チームにとっては129試合目で今季初の満塁弾。このまま1本も出なければ、巨人では58年以来の屈辱となるところだった。チームが満塁本塁打を記録した66シーズンの中では、64年(国松彰)、79年(柳田真宏)の各124試合目を抜く最も遅い初満塁弾になった。 試合結果

[ 2011年10月1日 06:00 ]

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