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金子千1失点完投!4年連続2桁勝利でCSへ前進

パ・リーグ  オリックス2−1楽天 (9月30日  京セラD)

オリックス
<オ・楽>4安打1失点完投で10勝目を挙げ鈴木(左)と笑顔でハイタッチする金子千
Photo By スポニチ

 試合終了と同時に、童顔からあどけない笑みがのぞいた。オリックスの金子千は試合中のポーカーフェースをようやく捨て去った。これがエースだ。4安打1失点完投で4年連続の2桁勝利を飾った。

 「きょうの試合をとにかく勝ちたいという気持ちでした。勝ったら10勝、というのはあまり考えなかったですね」。自身08年から対楽天11連勝。チームに月間12個目の貯金をもたらした。最速148キロの直球、多彩な変化球を駆使した。テンポ良く投げ込み、5回まで完全投球。7回に1点を失い、連続無失点イニングは34でストップしたが「頭にはありましたが取られたのは仕方がない。次の1点を与えないように」としっかり切り替えて9回を投げきった。

 シンプル思考が快投を生み出している。8月23日の西武戦(新潟)で7回途中8失点KOされた。「打たれると思ったら打たれる。自信を持ってストライクゾーンで勝負すればいい」。9月は登板全4試合で9回を投げて3勝0敗、失点はこの試合の1点だけだ。岡田監督も「これからも試合がある限りは金子中心で当然、行くわけやから」と大きな信頼を寄せた。

 前回CS出場の08年。金子千はシーズンで10勝を挙げながらCSで先発機会はなかった。残り13試合で日本ハムにも再び1・5ゲーム差。2位になれば本拠地でのCS開催となる。「緊迫したところで投げないといけないし、投げたい」。金子千は大舞台にかける強い思いを口にした。 

 ▼オリックス・後藤(8回1死二塁、決勝右前打)何が何でも打ってやる。勝ちたい。それだけです。打てる球は何でも打ちます。 試合結果

[ 2011年10月1日 06:00 ]

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