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波に乗れない阪神…やっぱり欲しいムードメーカー

プロ初完封勝利を挙げた藤浪
20日の巨人戦でプロ初完封勝利を挙げた藤浪(左)と祝福する西岡
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 どうも〜下柳です。スポニチアネックス読者のみなさん、いかがお過ごしですかな? 

 それにしても、DeNAの快進撃まだまだ続きますな〜。このコラムを書いている22日の阪神との初戦は5点差をひっくり返しての逆転勝ち。みなさん、筒香君のどでかい3ラン見ましたか? 狭い横浜スタジアムとはいえ、右中間スタンドの上段まで飛んでいきましたからな。本当に凄い。というわけで、今回はそのDeNAと、なかなか波に乗れない阪神について書かせてもらうことにしますわ。

 オレなりに改めてDeNAのここまでの戦いぶりを分析してみると、一番はベンチの雰囲気の良さやないかな。たとえ負けたとしても、後に引きずらない。すぐに切り替えることができるから、なかなか連敗もしないんやろうね。

 抽象的なことに感じる方もおられるかもしれんけど、プロ野球の世界でもそういったメンタル面は大きい。やっぱり、改めて思うのは、中畑監督が持つあの天性の明るさというのは、チームの好調さを後押ししていることは間違いない。

 もちろん、それだけやない。中畑監督の用兵に関する大きなヒットは、ルーキーの山崎康君を抑えに抜てきしたことと、筒香君をキャプテンに据えたことやろうね。

 筒香君はキャプテンという重職を与えられたことで、これまで以上の責任感が芽生えたんやと思う。22日、阪神戦の特大3ランも凄かったけど、20日のヤクルト戦での2本塁打も圧巻だった。あれだけ完ぺきに本塁打されてしまうと、ピッチャーからすれば、もうお手上げ状態。いずれも体の軸がぶれない綺麗な軸回転から生み出された一発やった。筒香君に触発されるように、他の若手野手も着実に伸びている。

 山崎康君にしても、ルーキーを抑えに固定するというのはベンチとしては非常に勇気のいる決断やったと思う。でも、それがピタリとはまるんやからねぇ。DeNAの去年までの試合運びを見ていると、絶対的な抑えの不在が弱みやった。そういう意味では、去年とは全く違うチームに生まれ変わることができた。

 一方、明るい話題の少ない阪神やけど、特筆すべきは藤浪やろうね。先日の巨人戦で1―0の完封勝利。開幕から苦しんできた分、しばらくは、とんとんと勝ち続けるんやないのかな。

 一番は投球の際、ムダな力みが大分と抜けたよね。あれぐらいの感じで力みが抜けて、リリースの瞬間に上から叩く感じになってくれば、まだまだ良くなると思う。

 投手にとって1―0の完封というのは、とても難しいことやからね。その中で感心したのは、最終回をきっちりと三者凡退で抑えた。言うまでもなく、投手にとって最もプレッシャーのかかる場面を、あっさりと切り抜けることができた。その経験というのは自信になるし、今後につながっていくよね。

 あとは、DeNAの話ではないけれど、やっぱり阪神にもムードメーカー的な存在は欲しいよね。負けが先行している状況で、難しいこともかもしれんけど。例え空元気でもいい。ベンチの声というのは、それも戦力になるからね。

 というわけで、今週は書きそびれてしまったけれど、次週は「ゾーン」を掘り下げた話しを紹介したいと思います。では、ごきげんよう。

[ 2015年5月25日 ]

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