ワイルドスピードとはいかなかったが…古巣・甲子園で“恐縮”始球式

阪神―巨人戦で始球式に登場した下柳氏 Photo By スポニチ

　どうも〜。１週間のご無沙汰です。ご機嫌いかがですかな。下柳です。

　それにしても、セ・リーグはし烈な争いが続きますな。阪神が抜け出すかと思いきや、ライバル球団もそう簡単には負けない。９、１０日に甲子園球場で行われた阪神―巨人２連戦（雨で１試合中止）。両試合ともお互いの意地と意地がぶつかる、ナイスゲームやったよね。阪神にとって、初戦は終盤の逆転というこれ以上ない勝ち方やったから、何としても２戦目も取りたかったけどね。終盤によく追い上げたけど、序盤にもったいないミスが出たりして、その点は残念やった。

、ところで先日、オレは甲子園球場で始球式を務めさせてもらった。きっかけはユニバーサル・エンターテインメントジャパンが９月２日にリリースしたブルーレイ＆ＤＶＤ「ワイルド・スピード　ＳＫＹ　ＭＩＳＳＩＯＮ」の発売記念。今回の最新作はポール・ウォーカー最後の主演作ということでも話題になっていて、何を隠そうオレは大ファン。何でも日本におけるシリーズ歴代興行収入記録を更新中で、観客動員は２４０万人を突破したらしい。興行収入はなんと、約３４億円で正真正銘のメガヒット作と呼べる。

　何と言ってもこのシリーズの醍醐味はど派手なアクションで、例えば飛行機から車に乗ったままダイブしたり、空を舞台にして次々とアクションが繰り広げられている。残念なのは昨年、映画の完成を待たずに、主演のポール・ウォーカーが急逝されたこと。アクション映画でありながら、ラストシーンはほんまに感動する…。読者のみなさんも是非、一度、見てください。

　というわけで、ここからは始球式の話題に戻しましょう。６月２８日に行われた阪神―ＤｅＮＡ戦の試合前にもファーストピッチを任せてもらったんやけど、今回は少し勝手が違ってね。始球式に先立ってトークショーをやらせてもらっていた関係で、事前の投球練習は一切なし！　前回は甲子園の室内練習場で汗だくになるまで走って、投げてしていたんやけどね。

　おまけに、前回は優勝した当時の２００５年と同じユニホームを着て投げさせてもらったんやけど、今回は作品をＰＲするための衣装…。特にズボンはピチピチのジャストサイズで、右足を高く上げるオレからすれば、若干の投げにくさはあったかな。でも、それ以上に思ったのは、甲子園という神聖なマウンドに、ユニホーム以外で上がって良いのかな？ということ。正直、恐縮した部分はあったよね。

　肝心のピッチングは、ストライクやった。でも、やっぱりスピードがね…。作品にちなんでワイルド・スピードといきたかったけれど、満点とはいかなかった。でも、左肩がいたかった割には、上出来やないのかな。実は登板の２日前には、痛み止めの注射を打っていたぐらいやから。取材に来ていた記者は「えっ？」みたいな顔していたけど、ほんまやからね。というわけで、みなさん、また来週会いましょう！