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ファーストピッチでお見事ストライク 矢野ちゃんに感謝

6月28日のレジェンズデーイベントでファーストピッチを行った下柳氏
6月28日のレジェンズデーイベントでファーストピッチを行った下柳氏
Photo By スポニチ

 どうも〜。鬱陶しい梅雨の時期が続きますが、みなさん、いかがお過ごしですかな。下柳は元気にしてますよ。ハイ。

 ごらんになったスポニチアネックス読者の方もおられるとは思いますが、やってきましたよ〜。ファーストピッチ。6月28日の甲子園、阪神―DeNA戦の試合開始前、久々に矢野(燿大)ちゃんとバッテリーを組んで来ましたわ。

 当日のオレはと言うと、球場入りする前に、甲子園の室内練習場で入念に準備しましたわ。時間にすれば、30〜40分間かな。ダッシュして、キャッチボールして。後から矢野ちゃんに「そういうところが、ほんまにシモらしい。昔を思い出したわ」と突っ込まれたけどね。でも、お客さんもたくさん入っとったし、2003、05年に優勝した当時と同じユニフォームを着とったからね。そりゃあ、気合も入るとしたもんや。

 投球自体、矢野ちゃんが構えた右打者の外角低めに狙い通り投げられたけど、球速が…。130キロにも届いてなかったと思う。とにかく、自分のイメージしたように、腕を振ることができんかった。それが悔しくて、悔しくて。もし、もう一度、こういう機会を与えてもらえることがあるならば、次こそはビシッとした速球を投げたいよね。え? そのためには、もちろん、トレーニングしますよ!

 悔しいことから書いてしまったけど、でも、タイガースからこういう機会を与えてもらったことは本当に光栄なことやと思う。ストライクもちゃんと入ったしね。

 何より、マウンドに立った瞬間、矢野ちゃんが昔のように、良い投球を呼んでくれたと思う。矢野ちゃんの構えがそうさせてくれたのか、ホームベースまで遠さを全く感じることはなかった。本当は、もう少し、違和感を感じると思っとったんやけど。さすがだよ。改めて、矢野ちゃんへの感謝の思いがわいてきた。

 正直言うと、満員の甲子園は照れくささもあったよ。ベンチ横の通路からマウンドへ向かう途中も、ぼんやりと「こんなところで投げとったんやなあ」と考えたりして。ゲームでもないから闘争心は出てこないし、気持ちの置き場は少し難しかったかな。

 6月30日からの神宮3連戦はヤクルトに3連敗したけど、28日の時点ではチームの状態も良かったからね。タイミング良く、そういう場を設けてもらえて、後輩たちにも感謝だよね。

 ファーストピッチが終わってからの取材では「こんな日に負けたら洒落ならんから、絶対に勝ってほしい」と話したんやけど、その通りに勝ってくれて。立役者はやっぱり、先発して7回2失点と試合をつくった藤浪やろうね。

 入団からずっと見てきているけど、入団当初に欠点とされたインステップは随分と矯正されたよね。分かりやすい例で言うと、かつて、藤浪が踏み出す左足は右打者のバッターへ向かっていくイメージやった。それが今では、キャッチャーに向かって真っすぐと出されるようになった。右打者にとってはそのことで怖さが消えた面はあるにせよ、制球の安定をもたらしているのはインステップを矯正できたからに他ならない。1カ月以上持続している好調さは、間違いなくそこに起因すると思う。

 高い注文になっちゃうけど、3回1死一塁では送りバントを決めてほしかったよね。その後の5回無死一塁は犠打を成功したし、6回にはタイムリーを放ったけど、セ・リーグの先発投手にとってバントというのはすごく大事。それができないだけで、試合の展開次第では交代させられることもあるんだから。矢野ちゃんもよく言うように、藤浪は阪神のエースで収まるような存在じゃない。日本球界を引っ張るエースになるためにも、そういう部分もミスなくできるようにしてほしい。以上、下柳でした。それでは、また来週。

[ 2015年7月6日 ]

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