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Aロッド糾弾 調査部の強引手法にも非難の声

 大リーグ機構(MLB)が調査部幹部を含む5人の職員を解任して機構改革を進めている、とニューヨーク・タイムズ紙が報じた。薬物違反でヤンキースのロドリゲス(Aロッド)を今季全試合の出場停止に追い込んで「勝利」したMLBだが、強引な調査方法は問題視されていた。Aロッドが消えて1カ月、ほとぼりが冷めたところでダーティーワーク(汚い仕事)を担当した調査員を整理した形だ。

 解任されたのは調査部トップを務めた元ニューヨーク市警勤務23年のベテランとその副部長、そして2人の調査員ら。いずれもAロッドを有罪にする証拠集めで薬物提供した診療所関係者に証言を強要し、証拠文書を買い集め、関係者と不適切な関係があったなどとAロッドの弁護団から指摘された人物たちだ。

 調停人がこうした危ない方法で集めた証拠を採用してAロッドを出場停止にしたのは、Aロッド側がもっとダーティーだったから、といわれている。調査の進展の遅さにいら立ったバド・セリグ・コミッショナーが自身直属の第二の調査チームをつくり、裏で動かしていた。それで表のチームが無理な調査をした、との見方もある。

 もっともファンは「PR用改革」と辛らつな意見。調査部の新しいトップは、ファースト・レディー(大統領夫人)時代のヒラリー・クリントン氏の護衛を務めたシークレット・サービス勤務30年の人物になるらしいが、「シークレット・サービスは護衛と警備が役目で捜査機関ではない。MLBは何を護衛させるのか」と、薬物汚染選手の情報を完全公開しないことへの不満を漏らす。薬物問題はMLBが思うほど簡単に幕引きとはならないようだ。 (野次馬)

[ 2014年5月4日 ]

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