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やっぱり政治家は球場の再開発がお好き?

 球場の話題を2つ。一つは今季で築100年を迎えたカブスのリグリー・フィールド。長年懸案の改修工事が7月から始まる。文化財的球場だから外観は保存。内部を大改造というのだが、広告収入増のため外野スタンド上にビデオ・ボードを2つ設置するのがメーンだ。このボード問題で何年も改修できなかった。

 球場外の住宅屋上に私設観客席をつくり商売してきた住人がボードに猛反対なのだ。住民たちの主張は、収入の17%を球団に払う契約が24年まで残っている。「視界を遮る現状変更は契約違反」との理屈。カブスが改修に踏み切ったのは、球団と住民の間で調整してきたシカゴ市が、球団サイドについたおかげ。球場周辺にホテルやショッピング地域を含む再開発を提案した球団に、市政界がよろめいた。総工費は575億円。16年開幕に完成という。

 もう一つがブレーブスの新球場建設計画。現在のターナー・フィールドは96年五輪の陸上競技場を改造したものだが、駐車スペースが狭い。球団ではファンの移動状況をデータ化し、アトランタ市郊外の2つの高速道路が交差する地域に目を付けた。市と結んだターナー・フィールドのリース契約は16年に終了する。契約延長で球場修繕費125億円をかけるより、周辺再開発を含めて672億円の新球場建設の方が商売上有利との判断。市当局も再開発計画で大乗り気という。

 五輪でもワールドカップでも野球でも、政治家がスポーツ絡みの再開発が大好きなのはいずこも同じというお話だ。 (野次馬)

[ 2014年6月8日 ]

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