党経済連携・農業再生総合調査会の玄葉光一郎会長は25日、「TPPシンガポール閣僚会合を終えて」と題する以下の声明を発表した。


民主党 経済連携・農業再生総合調査会

会長 玄葉 光一郎


  1. 2月22日から25日まで、シンガポールにて、TPP閣僚会議が開催された。
  2. 今般、米国等から十分な柔軟性を引き出せないまま交渉が決裂、先送りされたことで、今後、TPP交渉そのものが暗礁に乗り上げる可能性も否定できない。
  3. 5月に中国で開催されるAPEC会合にあわせて、再度閣僚会合が行われると言われているが、今般の会合に際して「カードを切る」用意がある旨を表明したこともあり、今後交渉上不利な立場に置かれるおそれがある。我が党が提案して策定された衆参の農林水産委員会の決議等に照らし、国益に叶う交渉が行われるよう、引き続き厳しくチェックしていく。
  4. また、依然として交渉に関する情報の国会や国民に対する公開は不十分であり、引き続き、国会決議に沿った十分な情報開示が行われることを強く求めていく。

以上

PDF「TPPシンガポール閣僚会合を終えて」TPPシンガポール閣僚会合を終えて