「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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私益を優先する人々が長である日本大企業の病

2010-06-30 19:42:04 | その他
日本の上場企業で
経営者が
自分の会社から
一億円を超える年収を得ている人々が
すくなくとも280人はいることがわかった。
もちろんゴーンのような外国人経営者や
オーナーに近いような経営者が多いのだが
トヨタ自動車や三菱商事、東芝などの大企業のトップが
億を超える年収を得ていることが分かった。

かって日本の経営者の鏡といわれた
土光敏夫は80年代はじめの
臨調会長時代の年収は確か五千万円強で、
大半を寄付し
かなり質素な生活をしていて
メザシを食べる簡素な暮らしぶりを
昭和57年(1982年)7月23日に伝えた
NHK特集の『85歳の執念 行革の顔 土光敏夫』は
当時かなりの話題になった。
(行革宣伝のための番組で
メザシは過剰演出との話もあるが
土光自身が質素で倹約的な暮らしを
続けていたことにはうたがいはない。)

直近ののサラリーマンの平均年収は
たしか430万円程度のはず。
しかもトレンドとして少しずつ落ちている。
30年前の1980年頃の勤労世帯の
平均年収を下回っているとも言われている。

僕は外国人経営者や
一部のオーナー経営者や
エイベックスの松浦氏のような類の人々を除いて
ほぼ全ての上場企業の経営者は
働かせているサラリーマンの年収が
結局は落ちているくらいだから
かっての上場企業の経営者の常識的なラインである
五千万円くらいか、
それに場合によっては
一千万か二千万円程度プラスして
一億円を下回る報酬しか得ていないだろうと
勝手に勘違いしていた。

全く勘違いだった。

日本の企業や経営者にまともな感覚が磨り減っていることは
自覚していたつもりだったが
金の面での心のモラルがなくなっている輩が
こんなに多いことは衝撃的な事実だと思う。
自分の懐しか考えない人間に
会社をきちんと経営することなぞできるのだろうか。

もちろん、公のことなど
その視野には片鱗もないだろう。

僕はホリエモンを批判しているけれども
問題の核心はホリエモン本人よりも
無自覚にホリエモン化している
日本の上場企業の経営者の
私益ばかりの守銭奴ぶりではないのか。
ホリエモンを非難している奴らが
ホリエモンよりも酷い有様ではないのか。

これは、働く人々の全ての根幹に関わる問題である。
八十年代には
ある種の一億総中流とされていた社会が
特定の範囲の人間に
特殊に冨が集中するいびつな社会に変化している。
貧困社会ではない。
冨の収奪が間違いなく行われている。

我々に必要なことはまずこの時代認識を正確に持つことであろう。
その上でこの富の偏在をどうやったらやめさせられるのか。
そこにしか政治的な課題は本質的には存在しないかもしれない。
金の問題を僕がきちんと思考していなかったという現実に
自分自身深く反省している。
しかし、今回上場企業の経営者の報酬がオープンになった事で
目が覚めた感じだ。
情報は公開されてこそ意味がある。痛感している。




1億円超役員は約280人 上場企業の高額報酬(共同通信) - goo ニュース

来日しているダライ・ラマとカルザイ大統領に聞きたいこと

2010-06-20 01:25:45 | その他
実は、できていないのですが、
来日しているお二人に聞きたいことがあります。

カルザイ大統領には
常岡さんの解放交渉が
どのくらい進んでいるのか聞きたいです。

毎日新聞はよく常岡さん本人に電話で話ができたと思います。
すごい取材です。
もちろんタリバンも
人質交換交渉から金銭でのアプローチの流れの中で
カルザイ来日にあわせて
情報を出す感覚もあるかもしれませんが。
それにしてもスクープです。


そしてこの常岡さんの安否は根幹は
カルザイ自身の決断にかかっているのですから。


また、ダライ・ラマに聞きたいことは一つです。

オウムの麻原を
お金で判断して
結果的に認めた失敗は過去のものではありません。

忘れていませんよね。

さて最近、あなたの出身である
ゲルグ派の「大阿闍梨 」の称号は
いったいどうなっているのですか?

本当に不可解です。

ポイントはきょう解散総選挙になるかどうか

2010-06-16 02:26:00 | その他
きょうで国会は終わりですが、
僕がここ数日最も注目しているのは、
きょう突然解散になり総選挙になだれ込むのかどうかということです。
自民党が不信任案を突きつける状況はほぼ間違いないようです。
選挙費用の確認もなされたという話もあり、
総理の専権事項である、解散という切り札を菅直人が打てるかどうかで
菅政権の今後の存続どころかその成り行きが大きく変わることは
間違いありません。
308という圧倒的多数の議席を有している状況で
常識的には
解散総選挙に踏み出す総理はいないと考えるのが永田町の常識。
しかしながら、その常識を菅という人間が
守るタイプの人間なのかどうかという事です。

菅にはここが剣が峰でしょう。
僕は常識的な判断をすれば
菅さんはここから一気に終わりゆく予感がします。

非常識な決断が始まると
クラッシャーでかつ、ターミネーターとして
四年間良くも悪くも稼動すると思います。

午後がとても楽しみです。


追伸

ネットの住民があの人物を逆神と非難していることは
僕は大きな間違いと思います。
現実とネット、価値は逆転しているのです。

僕が知る菅直人氏が総理大臣になった事について

2010-06-06 01:33:04 | その他
菅直人氏が総理大臣となりました。
組閣と認証式は週明けですから
なんとなくこれから本格スタートでしょうが
それでも今まで日本の政治の中で
55年体制以降に
このような経歴の人物が総理大臣となるのは
実は、はじめてのことです。
市川房江のような政治運動のリーダーの
後継者からスタートし、
江田三郎が立ち上げた社民連のような
市民グループしか支持母体がほとんどない
少数政党で踏ん張った政治家で
さらに
親はサラーリーマンという中流家庭の出身者です。
出自を考えた文脈の中では
日本の政治体制の根幹が
政権交代以上に変化する可能性も出てくると僕は考えています。

そう考えるのには、もう少し理由があります。

僕は菅氏とは二十年前にあることで
さしで一晩かなり言い争いになったことがあります。
(これはその夕刻の管氏の暴言がスタートです。
中身は本当にくだらないことです。)
その時の話は、
彼が理不尽な言動や振る舞いを
僕にしたことで
居酒屋で割りと長時間の議論になり
しかしながら
事はあきらかに、僕が正しかったので
彼の方が矛を収めました。
大学を出たばかりの若造に
少数政党とはいえ
当時は既に有名人になりかけていた
国会議員の菅氏が
なんとなくの感じですが
わびたことになりました。
「イラ管」の噂通りだが、
よくこんな若造相手に詫びたなと、
実は、僕は思いました。

その後で
喧嘩したから僕と仲良くなったと
菅氏が事務所で話していたという噂も聞きました。

ただ本当に若造だった僕には
その時の感覚も
あまり気持ちのよいものでなく
無理に菅氏のまわりに
出入りしたいとは思いませんでした。

その後、他の事情もあって
ほとんど菅氏とはあっていません。
もちろん厳密に一期一会という感覚ではないですが。

その後には、
彼が厚生大臣当時、久しぶりに何かのインタビューで
大臣室に行ったことが一度だけあり、
「地元事務所は前と変わんないよ」的な
中身の無い、昔話だけした記憶があります。

ただ、政治家に対してあんまり興味の無い僕が
恐らく総理大臣になる人物と
喧嘩することは今後もたぶんなかなか無いような気がしています。
一晩ですが、きっちり喧嘩したおかげで
彼の優れている部分もダメな部分も
僕ははっきりと認識できているつもりです。

鳩山さんも民主党代表になる前に
偶然ですが、
自由が丘の料理屋のカウンターで
鳩山奥様共々、隣席になり
大体こんな人かと見当がつき
後々総理になっていく時に
心の奥底から危惧することに連なる言動を
その時から見聞きしてはいました。

しかし菅さんの場合は
もっと体感的に彼本人、奥さん、息子さん、
周りの人々を含めて、
その本質的な良し悪しが
僕はわかっていると思います。
彼は長所も明確にある人ですし
酷いところもはっきりある人です。

本音を言えば
僕は喧嘩したその日から
個人的には彼のことは嫌いです。
(その前までは関係が深くはありません)
彼が「仲良くなった」と喋っていたと
聞いた時も気分はよくありませんでした。

しかしながら、彼は平気で他人を罵倒するほど
自分が正しいと思い込む力のある人間ですし、
この漠たる世の中を
曖昧にさせるよりは、明確にさせる人間です。
中身の本質に徳があるかは不知ですが
きちんとした中身が注入されれば
おそろしい馬力で突破するタイプの男です。

ターミネーターを考えてください。

菅直人という男は本質的にそんな感じです。
きちんとした使命や目的、中身が入っている状態になれば
おそらしいくらい明確に突破する人間です。
否、間違いました。
マシーンです。

あらゆる敵を本当に叩き潰して
完全に突破するマシーンです。
理系出身という彼の学歴も性格に拍車をかけています。


ファンクショナリストであり、ラジカリストです。


日本という国がどうしていくべきか
極めて難しい剣が峰に立たされているとき。
しかも曖昧で優しくゆらゆらとしている
実態も実感も無い状況から
圧倒的にダメになっているこの日本に、
劇薬として機能させるならば
役立つ可能性のある人物でしょう。
否、また間違えました、マシーンでしょう。

根幹はこのマシーンに適正な目的や中身を注入し
オペレーションする
現実の人々がいるのかということです。
僕が先ほどから書き記しているように
このようなマシーンに付き合える
情感溢れる人間はほとんどいません。
議員であれ、スタッフであれ、
彼を心から支え、なおかつ
きちんとした目的を注入できる能力のある人々は
極めて少数です。

本当に少数です。

僕は菅氏が新総理として来週以降の様々な布陣の中に
こうした人を
組み込めるかどうかが
大きな分かれ道になると考えています。

適正に機能するマシーンとして管直人がなるのかどうか。

僕は菅氏自身はどうでもよいのですが
この日本を大きく立て直すためには
このマシーンがうまく機能すれば
面白いことになる予感がしています。
嫌いな僕でもそう思うのです。

だとしたら、
追い込まれた日本を再生させるために
何を為すべきなのか。

僕は自問自答を重ねながら
とにかく、今、走っています。

追伸①

「市民自治の憲法理論」松下圭一 岩波新書 が
菅新総理の考えの根幹にある書物です。
書物としても一読を薦めますし
菅内閣が機能したときのためにも
一読を薦めます。

追伸②

長井健司銃撃事件の本質的な解決が
菅の政権下で何か方法論はあるのか。
会の代表としてもちろん考え続けています。
長井さんのカメラとビデオ。
ミャンマーとの関係。
もし、いいプランをお持ちの方は
是非直接僕にメールしてください。
ご存知の方は携帯電話でも構いませんので。


追伸 番外 

小沢一郎氏の周辺に媚を売って
総務省の何らかの利権に入りたいというような
欲望をお持ちの方には
僕の書いている中身の本質は理解できないと思います。




「イラ菅、昔から」「輝き再び」新首相ゆかりの人々(朝日新聞) - goo ニュース

2010-06-04 08:03:16 | その他
こんな夢。

とにかく何かの整理作業をしている。
実感の伴わない整理作業。

引越しかもしれない。

多くの段ボール箱。
机の上にある。

一段落した積もりで作業台から離れてボーっとする僕。
何か違う話などを
人としているときに
またたくさんの段ボール箱を運んでくる人。
男と女。
どうやら外国人らしい。
白人、ロシア人か。

関係の無い荷物だろうと関心を持っていなかったら
ダンボールの中身はファイルらしく
そのファイル名は見たことのあるような名前のものが多い。
カルトがらみのような事件のファイルの名前。
「えっ。あれ、それは僕の」
「そうです。あなたから預かったもの。」女は答える。
そういえば少し思い出してきた。男はともかくこの女とは会った気がする。
確か女の名前はニニカ。
いつあったか、何を頼んだかは思い出せないが、僕はこの女とあった事がある。
「この資料を私が読めば何か分かるかもと預けられた。
ロシアのことだから。裏側も。ただ、もう戻すときだから。
きょう運んできたの」
事も無げに女は話す。
男は微笑みながら作業を続けている。

そうだった、そうだったと思いながらうなずく僕。
横にいる誰かも相槌を打っている。

こんな夢。