「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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国政選挙期間中に8000Bq/kg以下の土壌再利用を決定した悪辣な環境省、参議院選挙は反対候補者に投票を!

2016-06-30 21:45:45 | 福島第一原発と放射能

参議院選挙期間中にもあるにもかかわらず、選挙で他の目がとどかないのをいいことに、環境省が8000Bq/kg以下の土壌を再利用することを決定したと新聞などが報じています。

国政選挙の期間中は、何事においても、チェックもできないし、メディアも十分には目が行き届きません。

そうした間隙をぬってこうした暴挙を、今回環境省はおこなったのだろうと思います。

悪辣なやり方ですし、いよいよ「悪の秘密結社」と何が違うのか僕にはさっぱり理解できません。

こうしたことで更にはっきりしたことがあります。

この参議院選挙でも、8000Bq/kg問題にも、反対の意思をはっきりと示している候補に投票しないとなりません。

これは、被曝回避側には議論の余地が無いことです。

あなたが支援している候補が、8000Bq/kg問題をどう考えているのか、きちんと問いだしてください。

8000Bq/kg土壌拡散阻止に協力することを言明している候補者が、だれなのかも僕に教えてください。

そして、僕は間違いなく言えるのは、神奈川で戦っている真山勇一候補は、この問題に一貫して反対していて、神奈川への持込をNOと街頭演説で既に話しています。

彼の見解も確認ください。僕のメルマガより、最新インタビュー内容を一部転載します。

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【 原発ゼロの真山勇一本音トーク、「メディアの基本役割は政府批判」や

「8000Bq/kge以下の汚染土壌拡散反対」】
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反原発を強く意識したのは、やはり、一番は、福島第一原発事故ですよ。
スリーマイル、チェルノブイリがあっても、遠い感覚しかありませんでした。
原発事故があったら大変なことになると実感しました。
身近に起こったことによって、生活に危険なものという意識が強まったの
です。

おそらくは間違いなく、原発は無いほうがいいと思います。
自分が、メディアで働いていたこともあって、よく聞いた「原子力の平和
利用」という甘い言葉ではとても言えない現実です。
人間の生活に影響が大きすぎるし相容れない、さらに核燃料が最終的には
処理できない。あってはならない存在です。

僕は、原発がらみの取材は直接はありません。
それでも東海村は、ニュースであつかった事故として印象に残っています。
木下君がリポートしていましたよね。

身近に起きて実感するのは、福島からです。
それまでも、頭の中でわかっていたつもりでしたが。

また原発事故の後遺症、福島の健康被害実態がどうなるのかは、大変に
懸念しています。

細かい状態がなかなか公とならないですよね、そうしたことで、不安や
疑惑は僕の中でも膨らんでいます。
万が一、こうした健康影響がはっきりと出たということになれば、大変な
ことになりますから。

それに除染した8000Bq/kg以下の土壌の話。
懸念を強く感じています。何回か既に演説でも触れました。
除染した土壌や更にガレキも、放射能汚染を当然にされているものです。
福島の人には辛いことだが、各県でその土壌を受け入れるということには、
心配はあります。
その土壌を何か処理はするとは言っても、全国の公共事業に使うというのは、
あまりにも乱暴な話ではないかと考えます。

神奈川県に持ち込めと言われたら、僕の立場では、基本的にはノーと
言うしかありません。

こうした放射能汚染された廃棄物等の問題が起きることは、原発の根幹的
なまずいものだということです。
放射能が問題ある存在ということです。

基本的なスタンスで思うことは、原発に賛成するのも反対するのも、
今は政治家には大きな問題だということです。

そして、私が原発に反対し、原発ゼロが言えるのは、メディアの出身
だからこそ、政治を公平な立場でやって行きたい、自分の信念に基づいた
政治姿勢を貫くという感覚からおこっているからです。

<後略>

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被害者は連絡を!逮捕歴がある被曝回避を装うブロガー、岡山の原野購入をセミナーで勧める詐欺の様な事案。

2016-06-29 21:53:35 | 福島第一原発と放射能

被曝回避を考える人に対して、危機を煽って、西日本や海外で二束三文の土地を買わせようとしている連中は、相当に悪質な輩です。

こうしたことは、被害者が警察に訴えたり、消費者問題に強い弁護士と連携して被害者グループを結成しないとどうにもなりません。

下記の話が、僕に届きました。

情報を寄せてきたのは、そのセミナーの内情がわかる方からで、そこで二束三文の土地購入を勧めていたという話です。

中心人物は被曝回避を装っているだけの、レベルの低い陰謀論記事を書き続けているインチキブロガーと思われます。

彼はセミナーを開催していました。

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そもそも本人は危機を煽って岡山の土地を売っていました。
それなのに私はそんなことはしていないと言い張っています。

情弱なお年寄りが騙されて原野を買っているのでなんとかしてあげたいのですが警察は捜査をしているのでしょうか?

自分は買っていないので警察にも届けられません。

お年寄りたちがかわいそうです。返金要求をすると脅かされるみたいです。

 

セミナーでは原野を売っていたのは確かです。

 

岡山に首都が移転し、外資も膨大な土地を仕入れていると宣伝していました。

巨大地震が来る前に情報をすべて撤回しています。

ほとぼりが冷めたころにまた出てきて、巨大地震が来ると煽り、安全なのはここですと言えばまた原野商法が可能です。

そしてX-DAYの前にトンずらすれば、また大金を獲得できます。

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これは、詐欺となる可能性が極めて高い事案だと思います。

そして、こういう詐欺のようなことを平気でおこなう人間は何度も同じことを繰り返します。

これをおこなっているとされている人間は、過去に詐欺容疑で、逮捕歴があるということも分かっています。

そもそも彼のセミナー参加費が数千円で、この人物にしては参加費の設定が安いと前から僕は思っていました。

たぶん参加費で儲けることはなく、入り口を低くして、何かを更に参加者買わせるのかなと思っていましたが、価値の無い土地を二束三文で購入させるのが、奴の手口のようです。

元々こういうことに長けているらしく、話題は手変え品変えしているようで、土地につながる遣り方は大きくは変わっていないようです。

旧知の警察幹部への通報は、僕は既にしています。

また、カルト団体や詐欺グループの対応に慣れている弁護士グループとも連携して、この問題をきちんと追求するべきだと考えています。

この人間のブログ情報やFacebook情報、ツイッター情報を一緒になって拡散しているネット住民は、こうした詐欺ような行為の実質的"共犯者"ということになります。

こうした犯罪まがい、しかも高額詐欺になりうるような事案のお先棒を、被曝回避側ネット住民の一定数が担いだことは本当に恥ずかしいことです。

というか、そうした連中も人間として終わっています。

これらのお先棒を担いだ人の情報を見て、セミナーに参加し、巨額のお金を騙し取られている被害者がいるとしたら、情報を拡散させている連中も、ただではすみません。

いろんな法的なことも想定されます。

まさか、貴女はそんな馬鹿なことはしていないですね。そんな馬鹿なことをするのは、自分の人生を終焉させるだけですから。

なお、この人物のセミナーに参加して、騙されて高額のお金を払い、土地購入をした方は、僕にメールください。取材しますし、警察や消費者問題に詳しい弁護士に取り次ぐこともできると思います。情報も提供ください。

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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地震の南阿蘇村地獄温泉、週末の土石流による惨状を政治は直視するのか? 横浜放射能ゴミは明日緊急会見。

2016-06-28 21:30:30 | 地震・火山

これは熊本県南阿蘇村。

地獄温泉として現地ではよく知られていた温泉で、地震で大きな被害を受けていました。周辺の道路も通行困難な状況となっていて、休業中。

しかし、その地震から、どのように立ち直っていくのかという模索を続けている中で、今度は先週末の土石流でごらんのような状態になっているということです(画像は許可を得て掲載しています)。

下記のようにこの説明には書かれていました。

 

「こんな写真は上げたくなかったのですが・・・
とても残念なお知らせです。
復興に向けて少しずつ進んでいましたが、先日来南阿蘇を襲った集中豪雨で地獄温泉も土石流を避けることはできなかったみたいです。地獄への道が閉ざされた状態で実際見に行くことはできなかったのですが、昨日役場の方が水の施設の確認で歩いて登って写真を撮ってきていただきました。夜峯山からの土砂が泉源を覆いつくし勢いそのままに竹の間を飲み込み別館から本館、そして新湯のほうまで飲み込んでしまいました。
正直、ものすごくショックでした。
スタート地点(ちょっとマイナスかな)に戻ってしまいました。」

今回、この写真を敢えてブログに掲載しておくのは、実は参議院選挙前から永田町界隈で、熊本地震が話題にものぼらなくなっていることをかなり聞いていて、ずっと複雑な感覚を思っていたことがあります。

実質的に被害があるにもかかわらず、地震発生から数ヶ月も経過しないうちに「無かったこと」のような感覚になっている国政関係者の言説がかなり引っかかっていたからです。

この参議院選挙になってから、発生した土石流で、最初の地震よりも遥かに大きな被害がここにはおきていることになります。

そうした被害とどう向き合うのかということについて、政治家の役割が大きい部分でもあります。

この宿の方は、このように思っていらっしゃるそうです。

「どうしても東北の大震災と比較されてしまいがちですが被災地はそれぞれ特有の問題を抱えていると思います。その土地の事情にあった支援が必要と考えています。熊本そして特に南阿蘇は地震と水害によって復旧復興に時間がかかると思います。長い支援が必要になると思います。」

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横浜の放射能ゴミ小学校保管問題で、「放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット」から、参議院候補者への公開質問がなされました。

さらに、明日6/29の午前10時にを横浜市へ要望書を提出し、午後2時から神奈川県庁の記者クラブで、会見も設定されているようです。

ネットなどでの中継も設定予定ですので、ご確認ください。

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報道関係者各位さまへ 
横浜市指定廃棄物保管問題-記者会見―追加情報のお知らせ


先に、放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット(注釈1)では、参議院神奈川選挙区(改選定数4名)の主な候補者(注2)の皆さんに、横浜市の指定廃棄物保管」問題で公開質問状を提出しました。
この件で下記のように6月29日午後に記者会見を行うことをお伝えしていましたが、横浜市では、さっそく放射線対策本部(局長クラスの会議)を同日11時15分より行うことが決まりました。
 記者会見は、予定通りに行いますが、同日10時に横浜市に要望書(別途)を提出し、記者会見には、廃棄物問題の専門家、横浜市の「学校・保育園の放射能対策 横浜の会」の市民、市議会議員も参加いただき、次の案件をご報告いたします。

△アンケート結果の公表
△要望書を提出した横浜市民の意見
△当日の放射線対策本部の協議内容への見解

記 指定廃棄物等学校保管問題記者会見

日時:6月29日14時~15時
場所:神奈川県庁記者クラブ
主催:放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット
 (連絡 Gishin@abelia.ocn.ne.jp )

2016年6月28日

注1:放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネッは、以下のような活動を続ける市民団体です。
福島原発事故で放射性物質&有害化学物質に汚染された瓦礫など災害廃棄物が、全国各地に広域処理されるにあたって、北海道から沖縄の住民市民が反対の声を挙げ、環境省との直接の交渉を求めました。環境省との交渉は、2012年3月26日に、参議院会館で全国から約200名の参加のもとに行われ、その後、交渉を求めた2000の個人・市民団体とともに、ネットワーク化し、各地での取り組みの情報を共有化してきました。
災害廃棄物の広域化では、その後も滋賀県での汚染チップの不法投棄や福島県鮫川村での指定廃棄物の実証実験、指定廃棄物の関東各県での中間貯蔵問題や現在福島県下で行われている指定廃棄物の焼却問題にかかわってきてきました。 また、今年に入り8000㏃以下の放射能除染土をリサイクルするという環境省の政策にも環境省や関係各省庁と対話交渉を、行っている団体です。

(注2)主な候補者。浅賀由香氏(共産)、真山勇一氏(民進)、三浦信祐氏(公明)、三原じゅんこ氏(自民党)、丹羽大氏(お維)、金子洋一氏(民進)、森英夫氏(社民)、清水太一氏(日こ)、中西健治氏(無所属/自推薦)。

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公開質問状

神奈川県参議院選挙区候補者様各位

               放射性物質拡散阻止!326ネットワーク

皆様、参議院選挙の最中ですが、ご案内のように6月21日の神奈川新聞で報道されたように、学校施設内に高濃度放射能汚染物である指定廃棄物が、福島第1原発事故以降今日まで保管されていることが明らかになりました。
この件では、当該学校の保護者から「安全だと思って子どもを通学させている学校に、こんなものが……。」という抗議の声が上がっています。
この指定廃棄物は、小学校の建物の屋上に降った雨水を集水し、トイレの水に再利用するための施設の貯水槽にたまった汚泥に、放射性物質を含む雨が濃縮し、1㎏あたり8000ベクレルを超えていたため、指定廃棄物として指定されたものです。
2012年1月に施行された「放射性物質汚染対処特措法」では、8000ベクレルを超える放射能汚染廃棄物は、国・環境省が処理処分することになっていますが、横浜市では最も放射能の影響を受けやすい小中学校17校で、合計3トンこの保管が続けられてきました。
保護者達の抗議の声を受けて、横浜市の放射線対策本部会議で、学校外での保管を検討し始めたことが明らかになっていますが、本来環境省が処理処分することが約束されているため、国会議員によるチェックが必要不可欠な事案ともいえます。

そこで各候補者の皆さんに以下のご質問を行い、お答え結果については、私たちのHP(ホームページ)などで発表してゆきたいと考えます。 

原子炉等規制法で、原子力発電施設や医療施設などでの放射性物質の取り扱いの基準は、1kg当たり100ベクレルと定められ、その基準を超えたものは、ドラム缶等に入れて、数百年の保管が義務付けられていることをご存知でしたか?
YES
NO
その他
指定廃棄物とは、この基準の80倍の8000ベクレルを超える汚染廃棄物であることをご存知でしたか?
YES
NO
その他
指定廃棄物は、管理・処分は国・環境省が行うことになっていることをご存知でしたか?
YES
NO
その他

指定廃棄物が、今日まで学校施設内に保管されていることに対してあなたのご意見をお聞かせください。
子供たちが育つ場所に、放射能汚染物を保管すること自体間違っている。
放射能の影響は、心配するほどのものではない。
その他
具体的な対処方法について
直ちに校外に搬出すべき
条件が整うまで、現状の保管は続ける。
その他:

この問題に対してあなたは、具体的などのような取り組みをおこないますか?
所属党派の議員や自分自身で環境省に働きかけ、解決をはかりたい。
環境省と横浜市の相互努力を待ちたい。
その他
この問題が神奈川新聞で報道された後、あなたがとられた対応とその記事を見てのご意見。(数百字以内)

以上 参議院選挙の最中ですが、皆さん方に本日付(6月26日)でお送りいたします。
6月27日(火)17時までに下記にメールでお答えください。


以上よろしくお願いいたします。


 




 

 



オランダの日本人労働許可に関して、現地の移民関係法律事務所による想定される二つのシナリオ。

2016-06-27 19:33:22 | 移住

 オランダのアムステルダムにある、Adam&Wolf;移民弁護士事務所、サイトは下記です。

http://www.immigrationlawyersnetherlands.com/home

 ここが、日本人向けに公にされている、今回の日本人の労働協約についての見解を引用します。僕の知人から、こうした関係の法律事務所として、現地で比較的信頼がおけるとして、推薦があり、その見解を読んでも僕も妥当だと思えたので書いておきます。この事案を気にしている海外避難希望者は多いようなので。

 今回の騒動は、実はある特定の日本人(オランダへの移住を薦めるサイトを開設している若い女性)が、申請料として1200ユーロ(13万円程度)を払うことについての訴訟が、影響を及ぼしているということもわかりました。確かに彼女のサイトで訴訟を起こしていることも記されています。

なお、この見解内容の引用に関しては、当該事務所に確認が必要となります(僕は確認のうえ掲載しています)。

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2016年10月1日以降の制度改正の可能性について

(略)

 オランダ移住を検討している日本人やオランダ在住の日本人に波紋を広げている今回の出来事は全て、日本国籍保有者が現在オランダの滞在許可を申請する際に支払われなくてはならない申請料の値下げを要求している、現在係争中の訴訟に起因しています。

政府評議会がINDの決定を容認した場合にのみ、日本国籍保有者は再び労働許可の取得が必要になります。

政府評議会の今後の決定については、2通りのシナリオが考えられます。


シナリオ1:政府評議会がINDの決定を容認しなかった場合

全て現行の通りです。日本国籍保有者は滞在許可を取得すれば自動的にオランダの労働市場への自由なアクセス権を得ることができます。
滞在許可の種類は問われません。

弊事務所では、日本国籍保有者に適用される申請料はスイス国籍保有者と同じ50ユーロに下がることはなく、今後も高額な申請料を支払うことになると考えています。
オランダと日本の間に結ばれた、蘭日友好通商協定の存在により、日本国籍保有者はスイス国籍保有者と同じように優遇されます。
しかしながら、日本国籍保有者がスイス国籍保有者であるとみなされる訳ではありません。


シナリオ2:政府評議会がINDの決定を容認した場合

オランダの政府評議会が、1875年にスイスとの間に結ばれた協定を根拠に日本国籍保有者もスイス国籍保有者と同等に優遇するという現在の措置を辞めるという決定を下した場合、 「松風館ルール」が確定された2014年12月24日以前の状態に戻ります。
たとえそうなった場合でも、1956年にオランダとアメリカの間に結ばれた蘭米友好協定を根拠とし、日本国籍保有者は引き続き優遇され、以下の通りの結果となります。


被雇用者: 日本国籍保有者がオランダ国内で被雇用者としてとして就労している場合、雇用者側が被雇用者の労働許可を取得する、もしくは知的労働者としての給与規定を満たす必要があります。

自営業 :日本国籍保有者で、オランダ国内で起業した場合、フリーランスとして仕事を請け負うことは勿論可能ですが、被雇用者として就労することはできません。

家族 :日本国籍保有者で、オランダ国内で被雇用者として就労、もしくは起業している場合、家族の滞在許可を取得することができます。しかしながら、現在のように家族にオランダの労働市場への自由なアクセス権が自動的に付与されることはありません。

既存の滞在許可 :オランダの労働市場への自由なアクセスが許可されているオランダの滞在許可を既にお持ちの場合、被雇用者、自営業の種類を問わず次回更新時にはオランダの労働市場への自由なアクセス権を失います。

1956年の蘭米友好協定は家族の同居を保障しています。従って、日本国籍保有者は2016年10月1日以降も引き続き家族の滞在許可を容易に取得することができます。

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実際にこの二つのシナリオのうち、僕はやはり後者の可能性が残念ながら高いと思います。この場合に、ヨーロッパ移住で優先的にオランダを選択する意味があるのかどうかをもう一度考えるべきであると僕は思います。

どうしてもオランダという感覚の人はともかく、特にヨーロッパの中で選択を考えている移住希望者は、経済的メリット、その国での過ごし方などを多角的に考えておく必要があります。

起業する場合はともかく、雇用という面では、やはり制約が大きくなるからで、EUの中でオランダにすば抜けたメリットはなくなると考えるべきでしょう。

しかし、可能性は低いながらも、まだIND(移民局)の決定を政府評議会が認めない場合も存在はするようです。

これも在日オランダ経済省企業誘致局は実施時期は未定だが決定自体は変更はないと僕には説明しているので、可能性は高くはないと思いますが。

いずれにしても、オランダでこうした状態になっていることを踏まえておかないと、思わぬことになりますから。移住にはどうしても、当該国の事情により大きく左右されるということです。

ただし、一要因としてある日本人女性が申請料を巡っておこした裁判が、オランダ当局の政策変更に影響を及ぼしたこともあるのだとすると、実は僕も貴女も、またしても少し考え込む話にもなりそうです。

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参議院選挙、神奈川県内在住読者は真山勇一、埼玉県内在住読者は大野もとひろへの投票を僕は呼びかけます。

2016-06-25 23:28:10 | 政治

 

参議院選挙・神奈川選挙区で僕が応援している真山さんのバナーです。ネット上でこのまま拡散させてください。これは応援団市民の作成。

 

 僕がまず投票を呼びかけたいのは、原発ゼロや被曝回避の観点、更に人柄や事務所体制も 含めて、神奈川選挙区の真山勇一候補です。 厳しい戦いですが、勝機はゼロではありません。

 真山さんも僕も元日テレだから言う訳ではありませんが、讀賣の事前は他よりは確度が高いです。自民三原当選圏で、公共民民の大混戦模様。ここは全国でも最も激戦です。定数は4。真山さんはその団子レースでまだ4~5番目ですが、追いつけない状態ではありません!可能性がないとやる気も無くなりますが、明らかに逆転可能性の範囲にいます。皆さんの頑張りが大切ですね。よろしくお願いします。

 名簿などで協力できる方、知り合いが居る方は、是非事務所に電話してください。045-319-4878


 また、以前にイスラム関連の講演会を一緒に行い、中東専門家としてイラク戦争で僕が 彼をテレビにいち早く登場させた、大野もとひろ候補。 イスラムのテロ組織などに最も現実的情報があり、的確な判断ができる 能力を有する議員は、与野党問わず彼しか存在しません。 ここまで世界的に深刻化する状況を日本で認識できる政治家を、他には 知りません。こうした人が一人はいないと、国際的な対応はできません。特にテロに関しては。

埼玉県も自民が強く、彼が絶対に当選できるとは言い切れません。埼玉県在住の読者は要注目でお願いします。


これは僕が親しいプロダクションの事務所で撮影したはず。。。結構前ですが。

 

しかし、僕は住む場所に、一度も積極的に投票したい候補が居ない場合は本当に多いです。積極的選択肢を有する有権者の貴女を少しうらやましく思っています。

それから、東京は、民自共公は堅いです。 最終二議席を、自民新人朝日氏と民進現職の小川弁護士とおおさか維新の作家田中康夫氏で争う構図。 具体的に当選可能性がある人の中で、誰にきちんと投票を集中しないとならないのか、賢明な貴女なら判断できますね。

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僕は早速、参議院選挙の期日前投票を本日敢行、候補者に消極的選択肢しかなくても、貴女も投票して下さい。

2016-06-24 22:55:55 | 政治

本日、参議院選挙の投票を僕は早速おこないました。

きょう投票に関する用紙が届いたため、投票日に所在がはっきりしない可能性が高いので、期日前投票をおこないました。

善は急げではありませんが、少しでも早いほうがよいと思いました。

期日前投票にはその理由に関しての宣誓記載があります。総務省の説明は下記。

選挙期日に仕事や旅行、レジャー、冠婚葬祭等の用務があるなど一定の事由に該当すると見込まれる者です。投票の際には、宣誓書に列挙されている一定の事由の中から自分が該当するものを選択します。

夜八時まで投票できますし、理由の選定もそんなに難しくありません、記載も楽です。投票日が忙しいから棄権するよりは、是非貴女も事前に投票をしてください。

でもね、投票におもむくまではよいのですが、候補者の名前をみると、選挙区でも比例でも本当に投票したい候補を見出すのは大変な作業でした。

ちょっと困りますね。

こういう時には、僕は致し方ないので、消極的に選定していきます。

小選挙区なら、明確に投票したくない要因がある候補を確認して、その要因がないが積極的には投票したくない候補がいれば、あきらめてその名前を投票用紙に書きました。

勿論、現行の体制に対して、僕は異議が強いですから、それをベースに考えます。

比例は更に困りました。政党名でなく、個人名を書いてみようと考えると、困惑する感覚ばかり。これも、現行体制への異議はベースにありますが、野党側比例候補で、ものすごく推したい人がいなくて、本当に選ぶのに困りました。

個人名が難しいと政党名を書くのがまだしも。

それでも、投票しないと何もはじまりませんから、とにかく投票はしています。

比例は非拘束式名簿のため、その政党内順位は、その個人として獲得した投票数できまります。

個人名でも政党名でも比例で政党全体で獲得した票が議席に到達してはじめて、その政党内で議席が割り当てられます。この割り当てが、どれだけ個人が票を獲得したのかということで決まるシステムですから。

そうした意味も考慮して、今回は何とか無理やり一人の政治家の名前を書きました。

きょうの記事は、小選挙区も比例区も誰に投票したのかは書きません。野党であることは間違いないですが、積極的な投票ではないので。しかし、それでも投票は不可欠です。

本当に実際に投票する小選挙区でも、比例でも、応援したい候補が存在する状態になることがあればいいと念願していますが、だいたいそんないいことはありません。近くの候補で投票したい人は稀にはいるのですが。。。


さてさて、投票といえば、きょうはイギリスがEUから離脱を国民投票で選択した記念すべき日となりました。良い意味でも悪い意味でも。

EUというフィクションのシステムが崩壊する始まりとも言えると思います。

こうしたことについて、他のことも絡めてメールマガジンで少し書きましたので、よろしければ購読ください。

本日まもなく配信されます。

 

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【参院選・神奈川の新たな争点】横浜の小学校に放置され続けている放射能ゴミ問題、全候補者に公開質問を!

2016-06-23 21:38:45 | 福島第一原発と放射能

横浜市の小学校に、放射能ゴミが放置され続けている状態は、実は皆さんは前からなんとなく知っている話と思います。

しかし、今回、神奈川新聞が一面トップで報じたことによる波紋が横浜を中心に神奈川県内では広がっている状態です。

新聞記事にもコメントをされている、ジャーナリストの青木泰さんからのメールを一部ご紹介します。

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放射性物質汚染対処特措法で8000ベクレル以上は、指定廃棄物として環境省が処理処分を定めていた問題で、
最終処分方法が見つからないという理由にならない理由で、
横浜市に保管を頼み、何と学校のポンプ室に保管場所を設け、すでに5年経過しているという問題です。

神奈川新聞が紙面で大きく取り上げています。

総量は3トンであり、例えば、明日にでも東電の原発施設内に移動し、保管することが可能です。

放射能汚染の恐れのあるがれきの広域化にたいして、新潟県の泉田知事は、全国の市町村の処分場を核の処分場にするのかと疑問を投げかけましたが、今回のものは、文字どうり核(廃棄物)を学校に保管するという子どもたちへの影響を考えない、環境省の世界に恥ずべき対応です。

環境省と文科省、横浜市に撤去の声を上げて行きましょう。


注釈1:
この指定廃棄物の問題では、環境省が発生県で、最終処分までの間の中間保管するという方針を出し、
栃木県、群馬県、宮城県、茨城県、千葉県では、保管場所として指定された市町村では反対活動がおこり、中間保管が決まったところはありません。
中間保管とは言いながら、最終処分の目途がついていないため、中間保管がそのまま最終処分になりかねないということと、場所によっては減容化を目的に焼却処理を計画しているところがあるからです。

今回の横浜市での問題は、指定廃棄物の取り扱いについてまったく出鱈目な対応しか行ってこなかった環境省の対応の中でも、特筆されるひどい対応と言えます。

また岩手県の一関市などでは、市が指定廃棄物の届けを出さず、その一方で環境省が指定廃棄物として実証実験(焼却)するなどのおかしな動きを見せています。

注釈2:
環境省は、先ごろ指定廃棄物の処理に困り、その上で、セシウム134は、2年で半減期を迎える事に目を付け、一度指定廃棄物として指定したものであっても、8000ベクレル/kgを切ったものは、市町村で処理するようにと言うびっくりポンの方針を出しています。元々100ベクレル以上は、放射性汚染物であり、厳重保管が務めであり、これを5年経過し、少し下がったから市町村で処理しろと言うのは法的にも通用しない主張です。
環境省の主張に従えば、1000年ぐらい経てば、汚染度が下がり、クリアランスレベル以下になる。それまで大事に保管してくださいということになりかねない。

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これについて、選挙期間となっている参議院の神奈川県選挙区でも、争点になるべき話と僕は思います。

少なくとも、横浜市の小学校などに放射能廃棄物を放置していることをどう思うのか?

これからどう対処すべきなのか?ということを、全ての候補者に公開質問をする価値があると僕は思います。

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【移住関連速報】「10月1日よりオランダで日本人が働く場合に労働許可取得が必要」に戻るという残念な話。

2016-06-22 15:34:45 | 移住

オランダで日本人が働く場合に、2014/12にオランダ政府の決定によって、労働許可は必要ないとされたことは、去年、こうした移住関連では最もよいニュースとして伝わった話と思います。

その根拠は1912年に締結された「日蘭通商航海条約(The Treaty of Trade and Navigation between the Netherlands and Japan)」。

しかし、今回残念ながら、状態が大きく変化することになり、オランダ移住を考えていた人には残念な状態になったと思います。

また、移民局は10/1よりとしていますが、時期に関しては若干流動的な模様です。

更に詳しい内容が分かれば、金曜配信のメルマガでお伝えいたします。

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本日参議院選挙公示日、選挙期間中のネットで選挙応援に関して、貴女が注意すべきこと。

2016-06-22 07:00:00 | 政治

さあ、いよいよ参議院選挙がはじまります。

きょうから公示なのですが、そこからネットでの展開は大きく異なります。

公示日のスタート時間から、投票日前日の選挙運動終了時間までが、「この候補に投票してください」とネットで具体的に呼びかけられる期間となります。

選挙運動の期間後に、それをやるのはアウトですから注意しましょう。

いいですか、具体的に誰かにそうした投票を呼びかけることができるのは、その期間しかありませんから。

これをブログをはじめ、Facebook、ツイッター、InstagramなどのSNSでの展開が可能です。

メールで投票を呼びかけることは駄目ですが、SNSのダイレクトメールなどは利用可能です。

Facebook、Line、ツイッターのメッセージ機能が使えるということです。

こういうことは、論理的にはいろいろ矛盾は感じますが、選挙は役所が法的にまずくないとしているやり方で対応しましょう。文句を言うのは選挙では時間の無駄です。一票でも多く取ったほうが良いですから。

ビラやホームページも印刷して紙で配るとまずいですが、ネットで紹介するのは大丈夫です。

なお、SNSは条件をほぼ満たしているからよいのですが、ブログやHPなどは書き手に連絡の取れるメルアドや連絡フォームの明示が必要です。

そうしないと呼びかけは出来ないことになっています。この場合、実名が望ましいですが、ハンドルネームでも連絡可能ならOKという見解もあります。

繰り返しますか、投票日の選挙運動はできないですから、ネットで投票日に何かを更新してはいけません。過去のものはそのままでよいです。

さあ、皆さんも、出来る限り、インターネットで、きちんとした候補の応援を展開してください。

勿論、僕のブログ読者は、被曝回避で反原発の候補の応援でないとなりません。

そういう中で、適切な候補を一人でも多く当選させましょう。

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七月以降に、僕の講演会やイベント等を何か企画してみたい方は、僕のほうにメールを頂ければ、相談対応します。

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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下顎歯肉がんで亡くなったバイオリニスト、原因が震災バイオリンのように言い募るネット住民の無知迷妄。

2016-06-21 12:12:12 | その他

ネット住民に社会的価値がほとんどないことが分かる事例です。

特に、被曝回避側で、ネットでだけ、情報をやっている人で、まともなものを探すのはほとんど難しいです。

今回も、そうした事例で、一般社会から見たら、ただのキチガイとして扱われる話です。

一般社会のみならず、僕もこういう話は馬鹿にしたいと思います。

広島交響楽団のバイオリニストがなくなりました。

まだ若く、下顎歯肉がんだったようです。お気の毒です。

そして、このバイオリニストのお名前で、データを検索すると、確かに2013年に一回、震災バイオリンを弾いて演奏会をおこなっています。依頼があっておこなったような演奏会みたいです。

それは岩手の松、震災の流木から作ったバイオリンです。

このバイオリンをどう考えるのか。

そもそも流木表面に汚染があったとしても、製造過程で相当に減少する状態なのは間違いありません。

バイオリンというものの、木質や製造工程から考えたら明らかです。

そして、製造させた側から、一回数万円程度で貸しているものみたいで、演奏者が所有したりはしていません。

このバイオリン、被曝に懸念があるバイオリニストでも弾いたことのある人がいました。

放射線測定器で当該バイオリンを確認はしていて、まわりの線量との比較で有意差がなかったとも聞いています。

ただし、この流木から作られたバイオリンは四台あり、うち一台のみ計測で、亡くなった方が使用したものと同じかどうかはわかりません。

しかし、数時間の使用で、数年後にがんが発症することが有得るとしたら、どんなに低くても、数μSv/h程度の線量が放出されていないと、可能性は極めて低いと思います。胸部レントゲンでも20μSv/h程度は浴びますから。

同じ流木で作られたバイオリン(4台のうちの1台)で、そのような線量は全く計測されていません。というか自然線量と変化が無かったのです。西日本で。

もちろん、こうしたバイオリンに放射性物質は付着している可能性は否定はできませんが、それは東京で室内にある木製の楽器と大きく違う可能性もかなり低いと思います。

少なくとも、このバイオリンを、当該バイオリニストが演奏していることが、ネット上でわかるからと言って、そのバイオリニストがいつも演奏に使っている楽器でも無いなら、しかも外部線量のみの立論で、こういう話を切り出すことが、ありえないことと判断するのがふつうの感覚と思います。

なお、震災流木で作ったバイオリンを推奨する意識が僕にあるわけではありません。

しかし震災ガレキを燃焼させておこる可能性がある吸気リスクと、流木で作ったバイオリンを数時間演奏して下あごのがんになるリスクを、似たようなレベルで騒ぐネット住民に唖然とするだけです。

無知蒙昧というのは、このことを言うとしか思えません。

また、悪質な輩は、まとめを作成して、金儲けをしています。最悪です。


なお、バイオリニストが下あごに異常が出ることは、職業病としてよく知られている話です。

顎が変形したり、骨に影響が出るケースもあります。良性腫瘍なども想定されるかもしれません。

しかし、あまり下あごのがんは聞かないそうです。

そうした状態の中で、遺伝的要因や喫煙、飲酒、飲食の要素などが付け加わった場合に、がん化した可能性が最もありうりる話です。

放射線をものすごく出しているバイオリンで、しかも長期間使っているなら、がん要素としては初めて考慮できますが、一回だけで数時間の利用から考えても、同種バイオリンに線量がほぼ出ていないことからしても、これは「デマ」と断じて差し支えない話と思います。

こうした情報をブログにしたり、まとめている馬鹿を信用しないでください。ただの屑です。

また、リツイートしたり、シェアしている人は同罪です。反省しなさい。

こんなことばかり何で書き続けないとならないのか、被曝回避のネット住民にどうして並外れた馬鹿が多すぎるのか、本当に気分が重くなり、落ち込んでいます。

そういえば、千葉の劣化ウランをまた拡散させている馬鹿がいました。シェアするだけで、人間として終わっています。

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「放射能防御プロジェクト」は団体として正式に成立、僕が代表に就任。三田医師との京都講演会は盛況。

2016-06-20 21:33:30 | 福島第一原発と放射能

京都講演は、無事に終了したと思います。

元々、今回の近畿グループでのトラブルもあって、開催が危ぶまれる状態でしたが、結果的には一定以上の方が集まって、盛会であったと思います。

三田医師の話を聞きたいと、近畿一円のみならず、福岡や四国、名古屋や関東からの参加者もいらっしゃいました。

三田先生、参加された皆さん、尽力していただスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

また、「放射能防御プロジェクト設立総会」も開催され、これも遅滞なく終了したと思います。

放射能防御プロジェクトは、団体として設立を改めて宣言し、今後法人化も含めて検討すること。

更に、団体役員として下記の三名となったことも、報告されました。場内からは、賛同の拍手がありました。


代表  木下黄太

事務局長・会計 薮本亨

監査 中山博喜


また、近畿グループでのトラブルに関して報告し、当該者はこのグループから外したことも報告いたしました。

更に妨害行為に加担した、近畿エリアの都道府県自治体に勤務している女に関しては、本人の公的業務が市民団体活動に関する業務のため、公的機関嘱託職員としては不適切な行為にあたると認識していて、弁護士などと法的対応も検討していることも報告しました。

また、場内からの意見としては「団体に関して、講演会場で参加費とは別に、募金を集めてはどうか」などの対案がありました。こちらは、「検討します」と答えたのみです。


更に一時間後、第2部で僕の放談会を開催、第1部参加者とメルマガ読者のみの小さい会でしたが、参加希望者が多く、数人の参加者やスタッフが立って話を聞く状態になったことは、大変に申し訳ありませんでした。

また、内容は完全に外部秘ですが、とにかく現況おこっているいろんな状況、特に選挙関連で顕著におこっている異様なことを、90分という短時間ですが、精密にお伝えは出来たと思います。参加された皆さんにとって、いろんな理解が進めば本当にうれしいと僕は感じております。

七月以降に、僕の講演会やこうしたイベント等を何か企画してみたい方は、僕のほうにメールを頂ければ、相談対応します。

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本日午後一時過ぎに、三田医師との講演会、予約が無くても、京都のひと・まち交流館へ御出でください。

2016-06-19 01:40:15 | 福島第一原発と放射能

 

緩みは災いの元、作者サイトは⇒ http://ameblo.jp/shibazakitoshie/



本日午後は、三田医師との講演会になります。

昨夜は、三田医師と、京都らしい趣のある料理屋で、打ち合わせをしていました。

スタッフも奮闘していますので、京都のひと・まち交流館に是非お越しください。

なお、予約がされていない方も、当日入場は可能ですので、13時過ぎに現地へ御出でください。

放射能防御プロジェクト設立記念講演会
【 6/19(日) 三田医師&木下黄太講演会IN 京都 】 

 13:15開場 13:45開演~16:00終演 

 『ひと・まち交流館 京都 大会議室』
下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1(河原町五条下る東側)
市バス4,17,205号系統「河原町正面」すぐ。
京阪電車「清水五条」歩8分or地下鉄烏丸線「五条」歩10分。
詳細⇒ http://kokucheese.com/event/index/399011/

そして講演のあと、引き続き、「放射能防御プロジェクト」設立総会を開催します。16:10~16:40の予定です。

18時~19時半で開催する二部は、ほぼ定員となっております。


 


「メルトダウンを使うなと官邸指示」東電社長証言を裏づけ調査もしていない第三者委員会への強い疑問。

2016-06-17 01:00:56 | 福島第一原発と放射能

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毎週金曜夜に配信、今夜も配信します。

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メルトダウンを意味する炉心溶融というワードを使うなと、官邸からの指示があったと証言する、東電の清水社長(当時)。

まあ、官邸と曖昧に話す場合に、ヒアリングに官邸のだれかを明言しない時点で、この男が嘘をついている疑いが最も濃厚なのは、言うまでもありません。

しかし、少なくとも、官邸の中で、権能を有している総理大臣と官房長官の指示ではないことは、当時の官邸内雰囲気が少しはわかる僕には常識でした。

ただ、それをまた菅が指示したとか、枝野が指示したとか、虚偽が拡散されるように、東京電力の清水元社長が仕向けて言っているとしか思えませんし、人間としてこの男はどこまで汚い輩なのかという感覚しかありません。

それに関して菅氏も枝野氏も全面否定した模様です。当然の話と思います。

菅元総理のブログから引用しますが、特に引用した部分に書かれていることは、当時の取材感覚からしても、間違いはないと思います。菅総理に関して、いろんなことでマイナス感覚が強い僕でも、これは彼の言説のほうが遥かにまともと感じています。

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第一に、当時首相であった私自身が東電や保安院に「メルトダウン」あるいは「炉心溶融」という表現を使わないように指示したことは一度もない。

第二に、報告書には「官邸側」とあるが、当時官邸には政治家、官僚に加え、東電関係者もいた。「官邸側」とは政治家か、官僚か、東電関係者か、具体的に誰なのかを明らかすべきだ。この件で第三者委員会と称するところから私への問い合わせは一切なかった。3月12日の海水注入を「官邸」が中止を指示したと当時報道されたが、中止を指示したのは官邸に居た東電の武黒フェローであったことが今では明らかになっている。「官邸側」ではどういう立場の人かわからない。

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この第三者検証委員会が、菅氏に問い合わせもせずに、官邸からの指示があったかのような清水元社長証言を、この選挙前の時期に報道させたのは、明らかに意図的所業としか思えません。

こうした委員会による調査結果が、当事者として疑われる可能性が高い他の人間に影響がある場合、その人間にも事実関係の確認をして記載するのは、当然の話です。

そうしたあたりまえの手続きもせずに、こういうことが行われるのは、第三者検証委員会という存在そのものが、お話にならないレベルの類と僕は感じています。

少なくとも、こんないい加減な調査報告でなく、清水元社長を記者会見の席に引きずり出し、事実関係があるのかないのか、あるならば、それを言ったのは、何時で誰なのかを、はっきりさせるべきです。

多くの国民を騙して、損害を与えた人間を野放しにしてはなりません。社会的に追求すべきです。

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申し込みは土曜日21時まで
放射能防御プロジェクト設立記念講演会
【 6/19(日) 三田医師&木下黄太講演会IN 京都 】 

 13:15開場 13:45開演~16:00終演 

 『ひと・まち交流館 京都 大会議室』
下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1(河原町五条下る東側)
市バス4,17,205号系統「河原町正面」すぐ。
京阪電車「清水五条」歩8分or地下鉄烏丸線「五条」歩10分。
申込&詳細⇒ http://kokucheese.com/event/index/399011/

そして講演のあと、引き続き、「放射能防御プロジェクト」設立総会を開催します。16:10~16:40の予定です。

 

 


当時の清水社長指示「炉心溶融(=メルトダウン)は記者会見で使うな」で改めて確認、東京電力は嘘の塊。

2016-06-16 19:35:35 | 福島第一原発と放射能

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【参議院選挙で与党不支持を打ち出した"保守系"宗教団体「生長の家」、大きい理由が原発懸念と再稼動反対】
【 実は揚げ物になったのか?静岡・沼津産707Bq/kgのアオザメは、もう人の胃袋におさまってしまっていました】

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こういう嘘を平然とトップがついていた会社に対して、どうして何も刑事的捜査がなされないのか、本当におかしいと思います。

メルトダウンがしていたことを当初から多くの人が疑っていましたし、僕もずっとそういう感覚で文章を書いてた感覚です。

今回、検証委員会の報告書で、当時の清水社長が、メルトダウンを意味する「炉心溶融」という用語を会見で使うなという指示を、出していたことが分かりました。

こんな指示を平然として、国民を欺いた人間が、どうして処罰されないのか、まったく僕の感覚では理解不能です。

そして、こんなことをした東京電力をどうして普通に企業として存続させるのか、更に理解できません。

悪行を国民に行い、嘘によって、放射能被害を過小に思わせた連中が、お天道様の下を歩けるのか、まるでわかりません。

悪事がなぜ行われたのか、そして、清水社長が述べているように官邸での具体的指示があるというなら、その指示をした人間がだれで、どういう判断で、どういう命令系統でおこなったのか、つまびらかにせねばなりません。

当時の総理大臣、官房長官などの政治判断なのか、それとも事務方官僚が勝手に行ったことなのか、それとも清水社長の言っていることがおかしいのか。

現況は少なくとも、清水社長が話したことが官邸指示によるという具体的な裏づけはないそうです。

また、今回は、普通に、虚偽の情報を拡散して、多くの人に被害を拡大させたという形式での、法的立論は可能であると僕は思います。

東京地検特捜部は、一番はこうした捜査に取り組まないと駄目です。捜査機関が捜査しないと、おそらくは真実が出てくる可能性は極めて低いと思います。

僕には、日本の捜査機関に本当の存在価値があるのか、問われる事例だと思います。

しかし、こうしたことに原発事故後、検察が余りにも及び腰なのはよくわかっていますから、期待は殆どできません。

まあ、はっきりしていることは、やはり東電は嘘の塊であるということまでなのです。

それに、国民は追い詰められているのが、日本の現実です。

余りに、悲惨で無意味な現実です。

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申し込みは土曜日21時まで
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【 6/19(日) 三田医師&木下黄太講演会IN 京都 】 

 13:15開場 13:45開演~16:00終演 

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