【ＣＳ・ＢＳ 今週の狙い撃ち】注目は“おどおどするキムタク” 「検察側の罪人」（スカパー！日本映画専門チャンネル１１月２８日午後９時） （1/2ページ） ＣＳ・ＢＳ 今週の狙い撃ち
２８日午後９時からスカパー！日本映画専門チャンネルで放送されるのが、映画「検察側の罪人」です。
これは、司法制度の問題点に切り込む、雫井脩介の同名ベストセラーの映画化作品。社会派の原田眞人監督がメガホンをとり、初共演の木村拓哉と二宮和也が検事役で対決する２０１８年公開のスリリングな注目作です。
東京地検刑事部に配属された新人の沖野（二宮和也）は、憧れのエリート検事・最上（木村拓哉）と都内で発生した老夫婦殺人事件を担当することに。最上は被疑者の一人で時効を迎えた未解決事件の重要参考人だった男に狙いを絞る。しかし沖野は、最上の異様な執着心に根差す偏った捜査方針に疑念を覚え…。
出演は他に吉高由里子、平岳大、大倉孝二、八嶋智人、松重豊、山崎努、ほか。
物語の序盤、木村拓哉演じる検事は、いい人なのか悪い人なのか、非常にグレーな描き方で進んでいきます。そして、若手検事の二宮和也は正義感にあふれた役どころで、木村拓哉演じる最上への尊敬と憧れを抱いています。その関係が事務所の先輩・後輩の関係に重ねて見えるので、２人の関係がより強く表されているところといえます。
二宮和也と一緒に研修を受けていた吉高由里子演じる若手検察事務官も物語のキーポイントとなります。控えめのようでありながら、時折大胆な言動を見せる彼女のバックボーンが徐々に描かれていく様子は、見ている側をワクワクさせてくれます。