記事詳細

【艇王・植木通彦 さわやか交友録】菅章哉選手、チルト角度を上げたレースに魅力 ファン喜ぶ6コースからのまくり (1/2ページ)

 菅章哉選手(33)105期、徳島県出身、GIII優勝1回。

 今回はボートレースでは不利とされる6コースからのレースで注目される菅章哉選手です。「ボートレースウイークリー」には10月8日に出演。この模様はボートレース無料WEB映像サービスBOATCASTのアーカイブでもお楽しみください。

 菅選手はチルト角度を上げたレースに魅力があります。チルトとはボートにモーターを取り付ける角度のことで上げるほどプロペラの回転する位置が水面に近づき推進力が増し伸びがよくなりますが、ターンで流れる傾向がありプロペラ調整力が必要となります。

 今年4月ボートレース唐津の優勝戦で追い風が強い中、チルト3にした菅選手が茅原悠紀選手(岡山)や菊地孝平選手(静岡)を6コースからまくって優勝しました。2位の茅原選手が最終コーナーまで追い上げましたが、振り切っての優勝となりました。

 続いて9月鳴門GI戦の予選でゴールデンレーサー峰竜太選手(佐賀)と接戦を演じました。1マークではチルト3の菅選手が完璧にまくりましたが、1周2マークで峰選手が差しました。ここまでかと思いましたが、菅選手は2周1マークで再度見事なまくりを決めました。このレースはチルト3でもこんなターンができるのかとレーサー全体の認識を改めさせました。

関連ニュース