まずは「行動」を
海外でも活躍する俳優であり、シンガー・ソングライターであり、映画の企画、プロデュース、監督の経験もある。天は二物も三物も与えていると感じるほど才能豊かだ。
夢をかなえるために大切なことは、「行動すること」だと話す。
「何も考えずに始めることはありませんが、まずは行動します。動かないと現実的な結果を生み出せないと思うので」
17日から主演映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(西谷弘監督)が公開される。
コナン・ドイルの世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とし、誉獅子雄(ディーン)と若宮潤一(岩田剛典)が名探偵バディとして、数々の難事件を解決する人気ドラマ「シャーロック」(フジテレビ系)の映画化だ。ホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い「バスカヴィル家の犬」がモチーフになっている。
「謎解きという楽しみ方もありますが、登場人物一人一人の持つ物語が重奏的に絡み合って予想もしない展開になっていきます。二度、三度と見て話の流れが分かっていても、どのキャラクターの視点で見るかによって、世界が変わる作品になっています」
舞台は、瀬戸内海の離島。日本有数の資産家が莫大(ばくだい)な遺産を遺して謎の死を遂げる。島に伝わる呪いがささやかれ、新たな事件が連鎖し、一人、また一人消えてゆく…。
「間近で西谷さんが現場でどういう風に指揮し、どんなたたずまいでいるのかを見ていて、勝手な解釈かもしれませんが、西谷さんはこの作品に対して特別な思いがあると思うんです。それが作品の仕上がりにも直結しているし、本人も手応えを感じていると思うので、〝西谷弘ワールド〟を楽しんでいただきたいです」
彼は俳優として参加しつつも、「〝西谷弘監督を応援する会〟の一人のようなものです」と笑顔を見せた。最強の応援者だ。