「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログです。

「放射能」「被曝」「原発」、日本のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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眩暈、子宮の痛み、唇のシビレ、声が全く出ない、20年ぶりの鼻血、来日でおきたこと。本日宇都宮講演。

2013-01-25 07:41:25 | 福島第一原発と放射能

本日はこれから宇都宮講演に伺います。直接おいで下さい。

【1/25(金)木下黄太講演IN栃木・宇都宮】

18:15開場19:00開演。栃木県教育会館小ホール。 宇都宮市駒生1-1-6。定員:165名。参加費千円。

明日は女子会。人数限定ですが、まだ予約可能です。

 【1/26(土)木下黄太と話す放射能防御女子会IN三茶】

 

 18:15開場18:30開始21:00終了予定。世田谷区太子堂4-1-1。

 

 三軒茶屋駅直結キャロットタワー内『世田谷文化生活情報センター』5階「生活工房」セミナールームA。

 

 参加対象は、独身女子と既婚でもお子さんのいない女性が主。詳細申込ページ確認。参加費1500円。 

 

 申込はこちらから→

はじめまして、震災以前からヨーロッパ在住です。
1年以上前から、木下さんのブログを拝見しております。
いつも話の筋が通っていて、何があってもブレない精神力、活動力にいつも励まされ、参考にさせていただいております。
今回は1上旬1週間、仕事で東京に行ったときに感じた違和感についてお伝えしたくてメールしています。
 
震災以来、日本に帰国したのは今回で2回目です。
1回目は2011年の11月末の10日間、この時も仕事で、新宿、京都、名古屋、福岡、そして最後に千葉県船橋市で過ごしました。
その際、ヨーロッパ人2人と途中まで同行だったのですが、そのうち一人は頭痛、もう一人は軽い鼻血を出し、私自身も、頭痛、子宮が圧縮されるような痛み、めまい、唇のシビレを感じていました。ただ、この時は、自分が放射能の事で過敏になりすぎているから、そう感じるだけで、気にしなければ全く気にならないような小さな症状でした。しかし、これらの症状は、京都、名古屋、福岡ではほとんど感じなくなりました(その時は時差ボケが治ったからか、と思うようにしていました。)しかし、また東京へ戻り、千葉に帰る電車の中で、唇のシビレと子宮の痛みを、軽くですが、再び感じました。その後、ヨーロッパに戻ってすぐ、のどが特に痛いわけでもないのに、声だけが全くでないという生まれてはじめての経験をしました。通訳をするため、仕事中は確かに普段より話す時間が多いので、のどを痛めやすいですが、声が全くでなくなるのはこの時が初めてでした。
 
そして今回の東京での仕事。行くずいぶん前から非常に怖く、本当に気が進みませんでしたが、仕事なので、やむなくの参加。
宿泊は最終泊以外すべて新宿、仕事先は事務所も現場も23区内西部でした。
羽田空港についてそのまま仕事先へ事務所へ。11時間以上の飛行と時差のためか頭がずっとクラクラしていた。夕食のラーメンを食べ終わるころに、鼻血が出ました。かれこれ20年ぶりです。とても怖くなりました。

翌日も、めまいが治まらない。貧血の時のめまいとは違い、急に脳や視界がガタガタっと動くような感じです。一日中、そのめまいが続く。

さらにその翌日、現場へ。ヨーロッパ人のAさんBさんが頭痛を訴える。私は相変わらず、めまいが続く。

次の日。同じ会場。Aさんがめまいと疲れを訴える。詳しく話すと私と同じようなめまいの症状(彼は、仕事柄、出張で世界中を回るので、時差などには強いはず)。Bさんは今回日本に来るのが初めてで「時差ボケが全然治らない、雲の中にいるようだ」と言っていた。夜、皇居の近くにある、料亭で会食。通訳をしたくても、うまくできない、ど忘れ、をしてしまい、会話がうまくできない感覚。みんなには「疲れているんだね」とフォローをしてもらったけれど、今までにないような、へんな感覚。脳に細かい空白があるような感じ。

さらに次の日。ヨーロッパ人3人と鎌倉と東京観光。鎌倉にいた時は、めまいが少し治まったが東京・渋谷に来て、再びひどいめまい。Cさんは「船での長期旅行が終わって陸に戻ったときに似ている感覚」と言う。私は船の長期旅行はしたことはないが、まさに、私の感じている「めまい」の症状だと思った。

翌日。ヨーロッパ人3人を成田空港まで送迎。そのまま千葉船橋市内へ。めまいが少し落ち着いた。

最終日。帰国のため、成田空港へ。船橋で軽くなっていた「めまい」が再発。 ヨーロッパには無事に到着。11時間の飛行の後にも関わらず、頭がとてもすっきりして、空気が良いと感じた。めまいの症状も全くなし。あまりにも怖かったので、万が一のために用意していたビニール袋に入れていた日本の空気に触れていない洋服一式に着替え、日本で使っていた服と靴は、空港ですべて破棄しました。

しかし、戻った次の日、スーツケースの中身を片付けようと開けると、再び軽いめまいがしました。
今は、特に症状はないですが、風邪を引いたみたいで、鼻水が止まらない、のどが痛い、せきが出ます。まあ、こちらもかなり寒いのでただの風邪だとは思いますが。
ちなみに、今回の滞在中、食事はすべて外食でした。朝食はホテルのビュッフェで、産地がどこだかわからないものばかり。お昼は、コンビニのお弁当が支給されることもありました。夜は、ほぼ毎晩、接待で、料亭か居酒屋で、こちらも産地が不明なものばかり。食べないわけに行かないので、なるべく魚やキノコ類を避けて選びましたが、おそらく汚染されているものを沢山食べてしまったと思います。
今回は、めまいが特にひどく、その他の前回感じたような子宮の痛みや、唇のシビレは特に感じませんでした。声が出なくなるということもありませんでした。ただ、お風呂に入ったときに、特に熱かったわけでもないのに、肌がいつも以上に赤くなってるなぁと思いました。
私以外にも同じような症状を感じる海外在住者の情報は、木下さんのところへ届いているのでしょうか?
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この方の話を疑う観点で考えると、まず放射能を彼女が過剰に気にしているから、この症状が起きている可能性と、やはりヨーロッパからのフライト疲れが大きいのではないのかという疑問です。

しかし、類似した症状が同行のヨーロッパ人にも複数おきていて、しかもこの中には、放射能に関心のほぼないような人も含まれているそうです。このため、心理的な要因だけで、こうしたことがおきているという説明は難しいと思います。
 
また、フライト疲れということで、これらの現象がすべておきるのかどうかも、理解に苦しみます。時差ぼけの概念に当てはまることもないわけではないでしょうが、すべての事象の説明は難しいと思います。

眩暈はかなり過剰におきていたそうです。
 
僕が聞いている中でも、海外在住の日本人が帰国した際に、東京滞在などで大きく体調変化が出る方もいますし、まるで何もない方もいます。一概には放射能の影響とは言えませんが、帰国後にご家族で異変があるケースも聞き及びますから、外国にいる日本人の方が、一時帰国される際は、最低限、細心の注意を払うべきだと僕は思います。
 
僕自身は、海外へのフライトで、成田空港を使うという感覚は、3.11以降全くなくなりました。
 
 
さて、大阪のガレキで二つ動きがあります。
 
 大阪府と大阪市による岩手ガレキ広域処理は、放射性物質を拡散し生命に危険を及ぼすとして、大阪府の住民ら260人が23日、府と市に処理差し止めと損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことがニュースで報じられました。こうしたことをいろんな形で訴えていく手法としては、重要です。

 

 「大阪ガレキ阻止・飯島勲 内閣官房参与へのお願い手紙作戦」

 

  宮城のガレキ広域処理が、事実上終了していく構図の中で、残るは、岩手のガレキを大阪市で無理やり処理しようとする構図です。これを避けるためにも、この広域処理がおかしいと感じていて、尚且つ現行政権に強い影響を及ぼせる可能性がある、飯島内閣官房参与に対して手紙を出そうというものです。 

 

   この場合はあくまで、お願い事をお手紙でしたためるというスタイルで、その人その人の思いを、名前、住所明記して、送付するのが良いと思います。お一人お一人が、ガレキの広域焼却をすすめた民主党の愚策をやめてほしいということ。特に、岩手からのガレキの搬送を止め、大阪での焼却をやめてほしいと書くべきということです。機械的な文面や、硬直した文面でなく、お一人お一人の心情を書いて送るとよいと思いました。実際に、あからさまな無駄遣いを民主党政権が進めたことは間違いありませんし、それが健康上のリスクを不用に拡大させたのも事実です。そうしたことを、新しい政権下で変えて欲しいというお願いです。宛先は下記の通り。

 

手書きで書きましょう。パソコンでなく。

 

  〒100-0014

 

 東京都千代田区永田町二丁目3番1号

 

 飯島勲 内閣官房参与 様

 

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健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。  

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp      

  事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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僕のメールアドレスは、nagaikenji20070927@yahoo.co.jp 

 

講演など、何か業務的な依頼をされたい方は、原則がこのメール→電話でお話しする順番でお願い致します。このメールアドレスが、まず第一窓口です。




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