女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第2日は20日、東京・有明テニスの森公園で行われ、シングルス1回戦で元世界ランキング1位で現48位の大坂なおみ(24)は、同55位のダリア・サビル(オーストラリア)の途中棄権で2回戦に進出した。
第1セット第2ゲームにサビルがショット打った直後、左膝付近を抑えながら絶叫。大坂はすぐさまベンチに戻ってつかんだタオルを、倒れ込んだサビルにかけた。負傷で棄権した相手を「気の毒に思う。私自身、今年の大半はけがしていたので」と気遣い、「素晴らしい選手なので拍手を送りたい。今は勝ったというのが不思議な気分」と振り返った。次戦は22日に世界ランク16位のアダドマイア(ブラジル)と対戦する。