改めてカカオの歴史と効果を解説しましょう。
幸せを運ぶスイーツの代表といえばチョコレートですよね。実際、ビターな香りには幸せな気分をもたらす「βエンドルフィン」というホルモンを分泌させる働きもあります。このチョコレートの原料であるカカオには長い歴史があります。
今から5300年もの昔、紀元前から高貴な人だけが食べることのできる貴重な存在とされていたカカオは、当時から神秘的な力をもつと考えられていました。歴史的に薬として使われることもあれば、貨幣として使われることもあったカカオの学名は「テオブロマ カカオ リンネ」であり、ギリシャ語でテオブロマは「神々の食べ物」という意味をもちます。
当初は、精力剤などとしてスパイスなどと合わせて甘くない飲み物とされていました。甘いスイーツとして食べられ始めたのは、ここ170年ほど。
そして、カカオの配合量によってチョコレートの種類が異なりますが、一般的にミルクチョコレートにはカカオが30~40%、ダークチョコレートには40~60%以上。中でも、70%以上含むものを高カカオチョコレートと呼びます。
カカオの中から油脂成分であるココアバターを取り除いたものがココアです。