東京・大森で14日にオープンした「らーめん亭 ひなり竜王」は、駅から遠いが行く価値のある注目の新店である。
「中華そば 和渦 TOKYO」グループの新店で4店舗目。本格派の中華そばをうたい、大量の野菜と信玄鶏、岩中豚を使った清湯スープに多加水手打ち式自家製麺を合わせている。店主のツイッターでは「おいしいではダメ。感動させなきゃこの場所ではやれない。感動するくらいおいしければ、お客さまは必ず通ってくださる」と書かれている。確かに場所はあまりよくない。しかし、ここまで足を運んで食べる価値のある一杯だ。
特に手打ち式自家製麺のデキが秀逸。プリプリで心地良い食感。そして圧巻はチャーシュー。肉好きなら今回、私も頼んだ特製中華そばを頼むべし。4種類のチャーシューが7個(枚)とたっぷり入っており、しかもそれぞれ見事なでき映え。
次回も特製中華そばか、チャーシューメンを食べたいと思った。特製にはショウガの効いたワンタンも入っており、これもおいしい。味濃いめの半熟味玉もいい。結局、すべてのトッピングがおいしい特製がオススメということになりそう(笑)。スープはたっぷりの野菜と信玄鶏、岩中豚、乾物類などからそれぞれベストな抽出時間を計算して、丁寧に煮出したもの。
タレ(醤油)は本桶仕込みの生揚げ醤油を店内にて火入れし、数種類ブレンド。麺は国産小麦100%の手打ち式の自家製麺。肉は岩中豚、信玄鶏を低温調理、つるし焼きなどさまざまな調理法で最適なものを提供。メンマは完全発酵原料の本物のメンマ(超極細)。丼は有田焼を使用。こだわり尽くしの一杯だ。