民主・みんな・生活・みどり・社民の野党5党は13日、議員立法「児童の通学安全の確保に関する施策の推進に関する法律案」を共同で参院に提出した。民主党からは林久美子議員、斎藤嘉隆議員が共同提出者となり参院事務総長に法案を手渡した。

 法案は、昨年の京都府亀岡市の事故後も、通学路において事故が相次いでいることから、各党が取り組みを進めていたが、民主党案をベースにみんなの党の案を取り入れる形でとりまとめられた。(1)通学時の子どもの安全確保策について、国が基本指針、市町村が基本方針と児童通学交通安全計画を定める、(2)市町村がつくる安全計画には、小学校ごとに組織された児童通学交通安全協議会(市町村、小学校、道路の管理者、都道府県公安委員会、保護者、地域住民から構成)の意向を反映する、(3)安全計画に基づいて、国から市町村・都道府県に交付金が交付され、必要な事業を実施するもの――等を定める。

 提出後の記者会見で提出者らは、「児童の目線」を活かし、「生まれてきた命こそ守っていく」(林議員)ために、一刻も早く法案を成立させるべきだと語った。

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