第２２回日本クラシック音楽コンクール全国大会のピアノ部門で安積黎明高３年の佐藤優さんが２位入賞に輝いた。同部門のグランプリ該当者がいなかったため、佐藤さんは最上位となった。
　大会は日本クラシック音楽協会の主催で５日から２７日まで、東京都葛飾区の葛飾シンフォニーヒルズなどで開かれた。全国の中学生から一般まで合わせて約１万人が参加しており、予選を経た出場者が、本大会の６部門で演奏技術を競い合った。本県からは選抜された１８人が５部門に出場した。佐藤さんはショパンの「エチュードｏｐ．１０－２」とメンデルスゾーンの「厳格なる変奏曲」を演奏した。
　最上位となった佐藤さんは「初めての出場なので驚いている。運もあると思うが、音大受験に向けて一つの自信になった。夢に向かって今後も頑張りたい」とうれしそうに話している。
　３歳からピアノを始め、小学３年生から本格的な指導を受けてきた。今は複数の講師について音大を目指している。来年３月に東京都で開かれる入賞者披露演奏会に出演する予定だ。

　佐藤さんを除く県勢の主な入賞者は次の通り。
　◇弦楽器▽４位＝斎藤理沙（福島市）
　◇木管楽器▽５位＝影山航（郡山市）
　◇ピアノ▽５位＝角田貴子（福島市）

（ 2012/12/31 08:38 カテゴリー：主要 ）