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【うわさの真偽】

LTRO次第

【政治・経済】

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2012年2月28日 掲載
 日銀による予想外の追加緩和をきっかけに始まった円安・株高。ところが財務省が27日に発表した2月上旬(1~10日)の貿易収支は76億円の黒字だったため、再び円高トレンドに戻ってしまったらしい。このままだと株高が調整局面を迎える可能性は高いだろう。
 もっともそれは、29日に欧州中央銀行(ECB)が実施する3年物の長期資金供給オペ(LTRO)の結果次第だろうか。事前予想では前回並みの4700億ユーロの応札が見込まれている。同程度であれば織り込み済みだが、それ以上であれば再びリスクオンで株高は継続へ。

<原油高に期待>

 過剰流動性を背景に世界のリスク資産は上昇を続けているが、いよいよ商品市場にも資金が流れ始めている。原油価格はWTIが先週、110ドル/バレルに接近しており、昨年来高値の113ドル/バレルが目前に迫ってきた。
 このまま原油価格が上昇して米国のガソリン価格が4ドル/ガロンになると米国景気に悪影響を与えるほか、インフレ懸念から景気回復を狙う新興国では金融緩和政策が難しくなる。
 しかし、東京株式市場では原油価格が上昇すれば、国際石油開発帝石、三菱商事など市況関連の出番。また、日揮や千代田化工建設など代替エネルギー関連にも注目だ。
~2012年2月28日以前の記事~

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