女子ゴルフの米ツアー最終予選会最終日(12日、アラバマ州ハイランドオークスGC=パー72)で、29位から出た渋野日向子(23)は69で回り、通算10アンダーの20位で、悲願の来季出場資格を獲得した。
45位以内で来季出場資格を得られるが、ほぼフル参戦できるのは20位以内。初日に81位と出遅れ、6日目で7位に浮上も、7日目は79の大叩きで29位へ急降下。それでも、8日目の最終日は5バーディー、2ボギーと踏ん張り、目標にしていた20位以内に滑り込んだ。
「すごくきのう悔しくて、最終日を迎えるのが怖かった。何とかアンダーで回れて、いい締め方をできたし、本当にいい経験ができました」と激動の〝しぶこ劇場〟を振り返った。
この日は1番でいきなりボギーを打って34位まで順位を下げ、悲壮感漂う表情で7番までパーを続けた。しかし、8番で2打目をベタピンにつけ、9番パー5でも1・5メートルを沈めて連続バーディー。さらに、11番で3メートル、12番で2メートルを決め、再び連続バーディーで19位に浮上。