民主党は食の安全・安心を守り、食の安全保障を確保する観点から、国内農業の再生を目指しています。そのため、民主党が具体的に進めてきたのが、農業者戸別所得補償制度です。米の標準的な生産費用と標準的な販売価格との差額のコスト割れ部分を各農業者に補てんする制度です。再生産可能な農家所得を補償し、農業経営の安定を図り、営農の継続を通じて農業の多面的機能の維持をも目的としています。加えて、作付面積が広い農家ほど、メリットが大きくなるよう制度設計を行うことで、これまでなかなか進まなかった農地集約を前進させました。高品質で安全・安心な農産物を消費者に届けるとともに、農業者にとっては生産性の向上と経営基盤の確立を通じ、消費者と農業者双方のための持続可能な農業政策の確立を目指します。

また、地産地消、6次産業化の推進を通じ、農村の活性化、農家所得の向上や新規就農者を増やすことを目指します。一方で、安全・安心な農産物・食品の提供体制の確立に向け、食品表示の一元化に際しての輸入農産物を含めた食品トレーサビリティの促進、原料原産地表示の拡大、食品添加物・遺伝子組み換え食品表示やアレルギー表示を進めます。 民主党は、消費者と農業者、都会と農村、双方にとって求められる農業の確立を目指します。