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引退・渡部恒三氏らに「後継しっかり決めて」

 野田首相による突然の解散表明から一夜明けた15日、福島県内の各政党は役員会を開くなどし、「12月4日公示―16日投開票」の衆院選に向け臨戦態勢に入った。

 民主党の渡部恒三最高顧問(80)(福島4区)が出馬せず引退する意向を表明したほか、新党「日本維新の会」に合流した小熊慎司参院議員(44)(比例代表)が4区から出馬する方向で調整するなど、選挙の構図にも変化が出始めている。

 民主党県連は、福島市で県議による会議を開き、候補予定者の空白区となっている福島1区、2区の選考を、県連の増子輝彦代表に一任することを確認した。

 4区は渡部氏の引退表明を受け、後継者選びに入る。渡部氏はこれまで引退を示唆する一方、後継者が決まらない場合の続投に含みをもたせていたが、15日、国会で報道陣に出馬しない意向を示した。県連の宗方保幹事長は、同市内で記者会見を行い、「本人がそう(引退を)言っているのだからやむを得ない。後継はしっかりと決めるよう(本人や後援会などに)お願いしている」と話した。1区、2区、4区の候補者調整は、19日の県連常任幹事会で対応を協議する。

 県議団は当初、解散・総選挙に反対する決議を出す方向で調整していたが、宗方氏は「首相の言葉は重い。ここまで来たら県連が力を合わせて対応するしかない」として、決議を見送った。

 一方、自民党県連も県庁で役員会を開き、衆院選への対応を協議。平出孝朗幹事長は「8月に首相が『近いうちに解散』と言ってから着々と準備を整えてきたつもりなので、万全の体制は取れると思っている」と自信を見せた。

 候補予定者の選考を続けている3区は、県議らで作る選考委員会が18日にも選考の結論を出す予定。平出幹事長は「(選考は)9合目まで来ていると認識している」と述べた。5区は、党支部長の坂本剛二氏と、前回3区から出馬し比例選で当選した吉野正芳氏がともに出馬を検討しており、県連は候補者調整を党本部に一任している。ただ、平出幹事長は「坂本氏が支部長である限り、県連としては坂本氏が公認候補になるとみている。党が分裂して争うことはあり得ない」と話した。

 他の政党も、候補者擁立作業の準備を進めている。社民党県連は15日、県内小選挙区での候補者擁立を16日に発表することを明らかにした。9月に「みんなの党」へ離党届を出し、新党「日本維新の会」に加わった小熊氏も、党の方針を受けて衆院へのくら替えを検討しており、4区から出馬する方向で最終調整している。同党が17日にも公認候補として発表した後、小熊氏は20日の後援会役員会で正式に出馬表明する見通しだ。

2012年11月16日17時32分  読売新聞)

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衆院選日程

12月4日(火) 公示
12月16日(日) 投開票



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