政界激震 橋下新党 30億円スポンサー出現か
【政治・経済】
衆院300人擁立の軍資金もこれで…
シロアリが集(たか)るように、国会議員が一斉に橋下徹にスリ寄っている。「次の衆院選に300人を擁立し、200人を当選させたい」と宣言しているのだから、既成政党が真っ青になるのもムリはない。橋下新党のネックは“資金不足”とみられてきたが、スポンサーが見つかったという情報が流れている。
3300人に膨らんだ「政治塾」への入塾希望者を、2200人に絞った「大阪維新の会」。2200人も候補者がいれば、300選挙区すべてに擁立することも簡単。
ただし、問題はカネだ。
「選挙区と比例区に重複立候補すれば、供託金だけでも1人当たり600万円。300人だと18億も必要になります。本格的な新党を結成するとなれば、最低でも30億円は必要でしょう」(政界関係者)
当初、「大阪維新の会」は近畿圏に限定して候補者を擁立するだろうと予想されたのも、資金の問題があったからだ。ところが、橋下新党を全面バックアップするスポンサーが現れた、とみられているのだ。
「つい先日、橋下徹と前原誠司が東京で“密会”したと騒がれましたが、あの日、橋下さんは、財界人が主催する勉強会に出席するために上京したらしいのです。その勉強会は、紳士服チェーン、コーヒーチェーン、化粧品販売など、上場企業の創業者オーナーが集まって主催している。どの企業も業績がよく、オーナーたちは政治に一家言持つタイプばかり。彼らは橋下新党を支援するつもりだろうと囁かれているのです」(民主党関係者)
もともと財界人たちは、杉並区長だった山田宏などと親しく、以前「カネの心配はするな」と、山田たちに“新党結成”を促したと、マスコミに〈財界人が資金提供する30億円〉と報じられたこともある。実際、30億円くらい簡単に用意できそうなメンバーだ。
今回、橋下徹が「勉強会」に出席したのは、現在、大阪市の特別顧問をしている山田宏が仲介したのか。山田宏・前杉並区長は、日刊ゲンダイ本紙の取材にこう言う。
「その話は、あちこちのメディアから聞かれています。たしかに勉強会には参加しているし、財界人の方もよく存じ上げています。しかし、私が橋下さんに紹介したというのは事実無根です」
スポンサーがいるとなったら、さらに橋下徹にスリ寄る連中が出てきそうだ。