民主、維新、共産、社民、生活の野党5党の幹事長・書記局長は25日午前、5野党という形では最後となる連携協議会を国会内で開催。参院選挙の1人区での1本化に向けて引き続き努力をしていくことを確認した。

 枝野幸男幹事長は会談終了後に記者団の取材に応じ、参院選挙1人区のそれぞれの地域で1本化に向けた努力が進むなかで、党本部として青森、宮城、長野、徳島・高知、熊本、宮崎、沖縄の各県で自民党に対抗する候補者の1本化ができたとして、「それぞれの立場で自民党の議席を1つでも減らすよう頑張っていこうという意思が確認できた」と報告。各地域でほぼまとまっているが本部に手続きが上がってきていない地域もいくつかあるという話をしたとも述べた。

 また、「安全保障法制を廃止し、立憲主義を守る」という党首間の合意に加え、共通政策とまではいかない抽象度の高いものではあるものの、国民生活などの観点から5党で一致している状況認識や方向性、安倍政権の問題点などについて、第1党である民主党が整理したうえで提示することになったとした。

 衆院選挙での対応については、参院選挙とは意味付けや状況が違うことから簡単ではないとしたうえで、「難しいことを乗り越えられる知恵がないか努力をしてみたい」と述べた。